日本に来る前に知っておくべき日本のルール!外国人が絶対に避けるべき「してはいけないこと」とは?

日本には独自の文化や習慣があり、外国人にとって知らないうちにマナー違反をしてしまうことも少なくありません。事前に知っておくことで、トラブルを避け、より快適に日本での時間を楽しめるでしょう。
この記事では、日本に来る前に知っておくべきマナーやルール、気をつけるべきポイントを詳しく紹介します。旅行や留学、仕事で日本を訪れる予定の方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
- 1 日本に訪れる前に知っておくべき15のこと
- 1.1 1. 家や伝統的な建物の中ではくつを脱ぐ
- 1.2 2. チップを払う必要はない
- 1.3 3. 現金は常に持っておくべき
- 1.4 4. 車は左側通行
- 1.5 5. Wi-Fiスポットはあまり多くない
- 1.6 6. 都会や観光地以外では外国語サポートが少ない
- 1.7 7. ゆっくり簡単に話せば英語は通じる
- 1.8 8. 日本人は麺を音を立てて食べる
- 1.9 9. 箸を使わない料理もある
- 1.10 10. 飲み放題・食べ放題
- 1.11 11. 電車は乗り放題チケットがお得
- 1.12 12. タトゥーがあると温泉に入れない
- 1.13 13. トイレパネルの操作を覚えておこう
- 1.14 14. ひらがな・カタカナを覚えると便利
- 1.15 15.便利な日本語を覚えておこう
- 2 日本で絶対にしてはいけない8つのルール
- 3 まとめ
日本に訪れる前に知っておくべき15のこと

外国人の方が、日本に来る時に知っておきたいことを20個紹介します。他にも知っておくべき事はたくさんありますが、特に大事だと思うものをピックアップしました。
1. 家や伝統的な建物の中ではくつを脱ぐ
日本では、家に入るときに靴を脱ぐのが基本です。玄関で靴を脱ぎ、素足や靴下、またはスリッパを履いて過ごすことが一般的。
これは、室内を清潔に保つための習慣です。旅館や一部のレストラン、寺社仏閣などでも靴を脱ぐルールがあるため、訪れる前に確認しておきましょう。脱ぎ履きしやすい靴を選ぶと便利です。
2. チップを払う必要はない
日本にはチップの習慣がありません。レストランやタクシー、ホテルのサービスでも、料金にサービス料が含まれているため、チップを渡す必要がなく、むしろ、チップを渡そうとすると驚かれることもあります。一部の高級レストランではサービス料が加算される場合があるので、事前に確認しておくと安心です。
3. 現金は常に持っておくべき
キャッシュレス決済が進んでいるとはいえ、日本では現金しか使えない店もまだ多くあります。特に地方の小規模な飲食店や観光施設では、クレジットカードや電子マネーが使えないことも。海外発行のカードが対応していないATMもあるため、ある程度の現金を持ち歩くようにしましょう。
4. 車は左側通行
日本では車は左側通行。歩行者として道路を歩く際も、基本的には左側を意識して移動すると安全です。自転車や電動キックボードも左側通行がルールになっているので、注意しましょう。特に横断歩道では信号を守ることが大切です。
5. Wi-Fiスポットはあまり多くない
日本では無料Wi-Fiの利用できる場所が限られています。カフェやホテルではWi-Fiが使えることが多いですが、街中では接続しにくいことも。
旅行中はポケットWi-Fiをレンタルするか、プリペイドSIMを利用するのがおすすめです。
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6. 都会や観光地以外では外国語サポートが少ない
東京や大阪などの都市部では英語対応の標識やスタッフが増えていますが、地方では英語が通じにくいことがあります。翻訳アプリを活用したり、簡単な日本語を覚えておくと、日本人とより円滑にコミュニケーションが取れるでしょう。
7. ゆっくり簡単に話せば英語は通じる
日本人の多くは学校で英語を学んでいますが、流暢に話せる人は少ないのが現状。ただ、シンプルな英語をゆっくり話せば伝わることが多いです。難しい単語を避け、短いフレーズで話すと理解されやすくなります。
8. 日本人は麺を音を立てて食べる
日本ではラーメンやそば、うどんなどの麺類を食べるときに音を立てるのが一般的。これは失礼ではなく、むしろ「美味しく食べている」というポジティブな意味があります。無理に音を立てる必要はありませんが、周りの人がすする音を気にする必要はありません。
9. 箸を使わない料理もある
日本の料理は箸で食べるものが多いですが、パスタやグラタンなど、フォークやスプーンで食べるものもたくさんあります。
伝統的な和食や中華料理ではお箸が使われることが多いですが、フレンチやイタリアンといった他地域の料理では、その料理の文化圏に応じたカトラリーが使用される傾向にあります。
10. 飲み放題・食べ放題
日本では「飲み放題」や「食べ放題」のプランが人気です。一定時間内なら好きなだけ飲食できるスタイルですが、時間制限があるため、注文のペースに注意しましょう。食べ残しや飲み残しが多いと追加料金がかかることもあります。
11. 電車は乗り放題チケットがお得
日本の電車は便利ですが、運賃がやや高め。乗り放題チケット(1 day pass)を使うとお得です。特に、旅行者向けの「JAPAN RAIL PASS」は外国人旅行者に特に人気のチケットで、日本全国のJRの路線が乗り放題になります。地方都市では、観光地周遊バスの1日乗車券などもリーズナブルで便利ですよ。
12. タトゥーがあると温泉に入れない
日本ではタトゥーに対する印象が厳しく、多くの温泉や銭湯ではタトゥーのある人の入浴を禁止しています。ただし、最近ではタトゥーOKの施設も増えているため、事前に調べておくと良いでしょう。タトゥーを隠せるシールを持参するのも一つの方法です。
ただし、最近は外国人観光客の増加に伴い、タトゥーを隠せるシールを貼る、自分以外が入ってこない貸切風呂を利用するといった方法を取れる場合に、タトゥーがある人の入浴を許可している施設も出てきました。事前に行きたい温泉やホテルに問い合わせてみるのがよいでしょう。
13. トイレパネルの操作を覚えておこう
日本のトイレは世界でも最も進んでいると言われ、特に温水洗浄便座(ウォシュレット)は日本を代表する特徴です。ボタン操作が多く、機能が豊富に備わっているので、初めて使うときは戸惑うかもしれませんが、基本的なボタンの意味を覚えておくと便利です。
【主な機能】
- おしり (Oshiri) : Rear wash, cleans your buttocks with warm water.
- ビデ (Bide) : Bidet, for feminine hygiene.
- 乾燥 (Kansou) : Drying, dries your buttocks with warm air.
- 水勢 (Suisei) : Water pressure adjustment.
- 便座 (Benza) : Seat temperature adjustment.
14. ひらがな・カタカナを覚えると便利
日本語は漢字、ひらがな、カタカナの3つの文字体系を使います。漢字は難しいですが、ひらがなとカタカナは比較的簡単に覚えられるので、この2つを覚えれば、看板や地図、メニューなどが読めるようになり、日本滞在がより楽しめます。スマートフォンのアプリを使って、ひらがなとカタカナを覚えてみましょう。
15.便利な日本語を覚えておこう
旅行で日本に来る際は、いくつかの便利な日本語を覚えておくと役立ちます。基本的な言葉を覚えておくだけでもコミュニケーションはずっとスムーズになりるでしょう。以下の表は、覚えておくと便利な日本語表現です。
日本語 | 発音 | 英語 | 用途・意味 |
---|---|---|---|
すみません | Sumimasen | Excuse me / Sorry | 軽い謝罪、呼びかけ |
ありがとうございます | Arigatou gozaimasu | Thank you (present tense) | 現在の感謝 |
ありがとうございました | Arigatou gozaimashita | Thank you (past tense) | 過去の感謝 |
はい | Hai | Yes | 肯定 |
いいえ | Iie | No | 否定 |
わかりました | Wakarimashita | I understand | 理解した |
どうぞ | Douzoare | Please / Here you are | 依頼、物を渡す |
「すみません」は、謝罪だけでなく、人に話しかけるときの呼びかけ言葉として便利です。「すみません、トイレはどこですか?」のように使います。
「ありがとうございます」と「ありがとうございました」は、それぞれ現在と過去の感謝を表します。レストランでの食事や、お店での買い物の際に使うと良いでしょう。
このほか、「はい」は肯定、「いいえ」は否定、「わかりました」は理解したことを伝えるのに便利です。「どうぞ」は「please(どうぞ~してください)」の意味と、人に物を渡すときの「here you are(はいどうぞ)」の意味があります。
日本で絶対にしてはいけない8つのルール
日本には、日常生活や公共の場で守るべきマナーやルールがあります。知らずに違反してしまうと、周囲の人に迷惑をかけたり、場合によっては罰則を受けることも。日本で快適に過ごすために、以下の「してはいけないこと」を押さえておきましょう。
1. 騒音を立てる
日本では、特に夜間に大きな音を立てることはマナー違反とされています。アパートやマンションでは、テレビや音楽の音量を抑え、夜遅くに大声で話すのは避けましょう。特に、午後10時以降は静かに過ごすのが一般的です。
2. 公共の場で騒ぐ
電車やバス、飲食店などの公共の場では、静かに過ごすのが基本です。大声での会話や、音楽をスピーカーで流すのは避けましょう。特に電車内では通話は禁止されていることが多く、静かに乗るのがマナーです。
3. 電車内で食べ物を食べる
日本の電車では、新幹線や長距離特急を除き、飲食は控えるのがマナー。飴やガムなど音や匂いの出ないものは問題ありません。飲み物を飲む程度もOKですが、ゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。
4. 線路内への立ち入り
日本では、鉄道の線路内に立ち入ることは法律で禁止されており、罰金の対象となる場合があります。写真撮影や近道のために線路に入るのは絶対にやめましょう。もし誤って立ち入った場合は、すぐに安全な場所へ移動してください。
5. ゴミを道に捨てる
日本では、公共の場でゴミを捨てるのはマナー違反。ゴミ箱の設置が少ないため、ゴミは持ち帰るのが基本です。特に観光地では、清潔な環境を保つために、自分のゴミは必ず適切に処理しましょう。
6. 列の割り込み
日本では順番を守ることが重視される文化があり、バスや電車の乗車時、飲食店の待ち列などで割り込むのは非常に失礼とされています。エスカレーターの立ち位置は、関東では左側、関西では右側に立つのが一般的です。周囲の人
の動きを見ながら、ルールに合わせると良いでしょう。
7. 落書き
公共の場や建物への落書きは犯罪行為と見なされ、日本では厳しく禁止されています。特に観光地や寺社仏閣の壁や柱に落書きをすることは、文化財を傷つける行為となり、過去にはニュースで大きく取り上げられたことも。日本では街並みや歴史的建造物を大切にする文化があるため、絶対にやめましょう。
8. ゴミを分別しない
日本では、ゴミの分別が厳しく決められています。地域ごとに異なるルールがありますが、一般的には燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミ(ペットボトル、缶、紙など)に分けて捨てる必要があります。分別ルールを守らないと、ゴミが回収されないこともあるので注意しましょう。
まとめ
日本には独自のルールやマナーがあり、知らずに違反してしまうと、周囲の人に迷惑をかけたり、思わぬトラブルにつながることもあります。事前に基本的なルールを知っておくことで、快適に日本での生活や旅行を楽しむことができます。日本の文化や習慣を尊重し、素敵な時間を過ごしましょう!