とっても簡単!日本での「人」の数え方を分かりやすく解説!

2022/3/20 最終更新

日本語を勉強中の外国人にとって、人や動物、物などの数え方が苦手という方も多いのではないでしょうか?

人を数えるときに、1つ2つと数えてしまうと相手に失礼です。人を数える場面は、日常生活のみならず仕事でも出てくるため、正しい数え方を覚えましょう。

この記事では、日本で人を数えるときの数え方や発音を、分かりやすく例文を交えて解説していきます。

数字に「人(nin/hito)」をつけると発音が変わる

日常生活や仕事のなかで、人を数える場面があります。

日本で人を数えるときに使う助数詞は「人(nin)」です。人そのものを示す漢字が使われているため、覚えやすい助数詞です。

文章にするときは、数字の後ろに「人」を付けるだけなので簡単ですが、言葉にすると、数によって読み方が変わるので少し複雑に感じる方もいます。

実際に、1人の発音は「hitori」、2人の発音は「futari」、3人の発音は「sannin」、4人「yonin」となります。

でも、ややこしいのはここまでです。

4人より多くなると、5人「gonin」、6人「rokunin」、7人「sichinin(nananin)」と、数字のあとに「人(nin)」を付けるだけなので簡単です。

「人」の数え方と発音リスト

人の数え方を、分かりやすいように表にまとめました。

【人の数え方】

数字漢字読み方日本語の発音
1人一人ひとりhitori
2人二人ふたりfutari
3人三人さんにんsannin
4人四人よにんyonin
5人五人ごにんgonin
6人六人ろくにんrokunin
7人七人しちにん/ななにんsitinin/nananin
8人八人はちにんhachinin
9人九人くにん/きゅうにんkunin/kyuunin
10人十人じゅうにんjyuunin
100人百人ひゃくにんhyakunin
1000人千人せんにんsennin
人数を聞くとき何人?なんにん?nannin

《ワンポイントアドバイス》

  • 「4人」は「yon nin」ではなく、「yonin」と発音します。
  • 「9人」は「kunin」「kyunin」の二通りの読み方がありますが、どちらも正しい読み方です。自分が言いやすい方を使ってかまいません。
  • 「7人」は「sichi nin」「nana nin」の二通りの読み方があり、どちらも間違いではありません。ですが、「sichi」と発音すると「1(ichi)」と聞き間違いが発生してしまうことがあります。

そのため、7は「nana」と発音することで、聞き間違いを減らすことができます。

とくに、電話など相手の表情や状況が分からない場合は「nana」がおすすめです。

これは、人を数えるときだけではなく、電話番号や住所、広さ、大きさなどさまざまな数を伝えるときに使えます。

「名(mei)」と数える場合もある

レストランなどで「何名様ですか?(nanmeisama desuka?)」と言われたことはありませんか?

人を数えるときは「人(nin)」のほかに、「名(mei)」を使う場面があります。

「名」は、「1名(ichimei)」「2名(nimei)」「3名(sanmei)」「4名(yonmei)」と発音し、数字のあとに「mei」を付けるだけです。

1人、2人など「人」を使用するときのように、特別な発音はありません。

では、「人」と「名」は、どのように使い分けたらよいのかを解説していきます。

「名」を使う場面は、以下の通りです。

  • 改まった場面
  • 個人を特定できる場合

改まった場面

「名」は「人」よりも、丁寧な数え方です。

そのため、レストランのスタッフがお客様に人数を尋ねるときなどは、「何人ですか?」ではなく、「何名様ですか?」と「名」を使います。

個人を特定できる場合

「名」は名前を表す漢字です。そのため、名前など個人を特定している場合にも使います。

例えば、「卒業生〇〇名」や「総従業員数〇〇名」などがあります。

例外もある

改まった場所や個人を特定できる場合でも、「名」を使わない場面があります。

順番を表す「〇〇人目」

2人目、10人目など、順番をあらわす「〇〇目」がつくと、どんな場面でも「人」をつかいます。

2名目とは言いませんので、注意してください。

料理の量を表す「〇〇人前」

高級レストランであっても、料理の量を表すときは、1人前、2人前というように「人」をつかいます。

1名前とは言いませんので、注意してください。

「人」と「名」の数え方の例文

それでは実際に、「人」と「名」の使い方を学んでいきましょう。

「人」を使った例文

【例文1】何人家族ですか?(How many people are there in your family?)
【答え方】5人家族です。(There are five people in my family.)

【例文2】今日ここに来る人数を教えてください。(Please tell me how many people are coming here today.)
【答え方】3人です。(three of us.)

【例文3】1人で3人前の寿司を食べました。(I ate 3 servings of sushi alone.)

【例文4】2人目の子供が生まれた。(A second child was born.)

「名」を使った例文

【例文1】何名ですか?(How many people?)
【答え方】3人です。(Three of us.)

【例文2】今年の卒業生は30名です。(There are 30 graduates this year.)

【例文3】弊社から3名が参加します。(Three people from our company will participate.)

まとめ

今回は、人の数え方について詳しく解説しました。

人の数え方は、場面や状況に応じて、1人2人、1名2名と分ける必要があります。

とくによく使う「人」は、人数によって発音が変わるため、ややこしく感じますが、慣れてしまえば自然ということができるようになります。

そのため、日常でも積極的に「人」や「名」を使って慣れていくことが大切です。

参考:https://chielabo.com/how-to-counting-people/

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