「いただきます」ってどんな意味?例文も使って分かりやすく解説

2022/3/10 最終更新

「いただきます」は日本語以外で似た言葉が少ないので、日本語を勉強している外国人の方にとって分かりにくい単語の一つだといえます。この記事では、「いただきます」の意味について、例文も使って分かりやすく解説します。さらに、いただきますの正しいやり方も簡単に解説します。

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「いただきます」の意味は?

「いただきます」という言葉には、

  1. ご飯を食べる時に言う言葉
  2. 「もらいます」「受け取ります」の丁寧な言い方
  3. 「~します」の丁寧な言い方

の3種類の意味があります。

ご飯を食べる時に言う言葉

ご飯を食べる時に、食事に感謝する意味で「いただきます」と言います。「いただきます」という言葉には、食材となった動物や魚などの命や、料理を作ってくれた人などに対する感謝を示す意味があります。

「もらいます」「受け取ります」の丁寧な言い方

“I will take it.”を意味する「もらいます」「受け取ります」の丁寧な言い方として、「いただきます」と言うことができます。この場合はご飯は関係なく、何を受け取る時でも使うことができます。

「いただきます」よりもっと丁寧な言い方として、「頂戴(ちょうだい)します」「頂戴させていただきます」といった言葉もあります。ただしこれはとても丁寧な言い方なので、日常会話で使うと不自然になることが多いです。

「~します」の丁寧な言い方

動詞の後ろに「~させていただきます」をつけると、「~します」よりも丁寧な言い方になります。例えば、「行きます」は「行かせていただきます」、「取ります」は「取らせていただきます」といった具合です。

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漢字で「いただく」を書くには?

「いただく」はひらがなで書くことが多いですが、漢字で書くと「頂く」または「戴く」となります。意味は両方ともほぼ同じですが、「戴く」のほうがより丁寧なニュアンスがあります。

「戴く」は常用漢字ではないので、ビジネスで使う公式な文書などでは使わないほうがよいでしょう。

「いただきます」の変化形

「いただきます」は他の日本語と同じように、過去形(past tense)や可能形(potential form)などで形が変化します。「いただきます」の変化形を覚えて正しく使えるようにしましょう。

過去形は「いただきました」

「いただきます」の過去形は「いただきました」です。一般的な動詞の過去形と同じなので、特に難しくないと思います。

可能形は「いただけます」「いただくことができます」

英語の“can”や”able to”にあたる可能形は、「いただけます」か「いただくことができます」となります。

「いただけます」は、「書く(I write.)」を「書ける(I can write.)」にするのと同じように「いただく」を「いただける」にして、後ろに丁寧さを表す「ます」をつけたものです。

また、「いただく」の後ろに「ことができます」をつけて「いただくことができます」としても、「いただけます」と同じ意味になります。「いただきますことができます」は間違いなので注意しましょう。

誘う時は「いただこう」「いただきましょう」など

ご飯を食べることや、何かをもらうことを相手に誘う時は、「いただこう」「いただきましょう」などと言います。他には、「いただきませんか?」なども同じような意味になります。

「いただきます」を使った例文

「いただきます」の意味が分かったところで、ここでは会話で「いただきます」をどう使えばいいか、基本的な例文を紹介します。

「いただきます」「それではみなさん、いただきましょう」

ご飯を食べる時に使う「いただきます」は文章になることはあまりなく、単に「いただきます」とだけ言うのが普通です。ただし、周りの人にご飯を食べるのをうながす時は、「それではみなさん、いただきましょう」のように文章で表現することもできます。

「プレゼントをいただきました」「先生にアドバイスをいただきます」

こちらは「もらいます」「受け取ります」の丁寧な言い方として使った例文です。それぞれ、「プレゼントをもらいました」「先生にアドバイスをもらいました」の丁寧な表現になります。

「明日連絡させていただきます」「この席に座らせていただきます」

こちらは、「~します」の丁寧な表現として使った場合の例文です。それぞれ、「明日連絡します」「この席に座ります」の丁寧な表現になります。

正しい「いただきます」のやり方

ご飯を食べる時の「いただきます」のやり方は決して難しくありませんが、日本に来て間もない外国人の方は、ちゃんとできているか不安になるかもしれません。ここで一度「いただきます」の正しいやり方をおさらいしておきましょう。

1.両手を合わせる

「いただきます」と言う直前、または言うと同時に胸の前あたりで両手を合わせると、より丁寧な雰囲気になります。ただし、両手を合わせないからといって、それが失礼だと思われることはほとんどありません。手を合わせる時は静かに合わせ、拍手のような音が鳴らないようにしましょう。

2.「いただきます」と言う

手を合わせたら「いただきます」と言います。あまり大きな声で言う必要はなく、周りに迷惑にならない程度の大きさで言えば十分です。

3.少しおじぎをする

より丁寧に儀式を行いたい場合は、「いただきます」と言う時に少しおじぎをするとよいでしょう。

まとめ

「いただきます」は、ご飯を食べる前に食べ物や作ってくれた人に感謝する言葉で、いかにも日本的な発想の言葉です。日本でご飯を食べる時は、「いただきます」と言えば周りに丁寧な人という印象を与えられますし、日本文化の体験にもなります。

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