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外国人が覚えておきたい!仕事で使える日本語ビジネスフレーズまとめ

日本で働く外国人にとって、ビジネスシーンで使う日本語は欠かせないスキルのひとつ。

あいさつや依頼、メールのやり取りなど、日本語ならではの丁寧な言い回しやマナーが求められる場面も多いです。

この記事では、外国人の方がぜひ知っておいてほしい、職場・会議・メールなどでよく使われるビジネス日本語のフレーズを例文つきで紹介します。

あわせて、練習方法や無料で学べる教材もまとめているので、ビジネスレベルの日本語を身につけたい方は、ぜひ参考にしてください!

日本語のビジネスフレーズはなぜ大切?外国人が覚えるべき理由

ビジネスシーンでは、丁寧でわかりやすい日本語を使うことが、信頼関係を築くうえで大きなポイントになります。

まずは、日本で働く外国人がビジネス日本語を学ぶ意義や、日常会話との違いを見ていきましょう。

日本で働く外国人に求められる日本語レベルは?

日本のビジネス環境では、単に言葉が通じるだけでなく、「相手に配慮した表現」が重視されます。

例えば「申し訳ありません」「お手数をおかけします」といったクッション言葉や、敬語を適切に使う力が求められることも多いです。

こうした表現を自然に使えるようになることで、同僚や上司、取引先との信頼関係が深まり、円滑なコミュニケーションにつながります。

ビジネス日本語と日常会話の違いとは?

日常会話では「ありがとう」「ごめんね」などカジュアルな表現でも問題ありませんが、ビジネスシーンでは敬語や定型表現が基本です。

たとえば「すみません」を「申し訳ございません」、「わかりました」を「承知いたしました」と言い換えるだけで、丁寧さの印象が大きく変わります。

また、メールや会議などでは、文法の正確さや語順の丁寧さも大切にされます。

相手にとって読みやすく、理解しやすい言い回しを意識することが、ビジネス日本語を身につける第一歩です。

覚えておきたい!職場で使える日本語ビジネスフレーズ

職場では、朝のあいさつから打ち合わせ中のやり取り、同僚への依頼など、日々のコミュニケーションの中でビジネス日本語を使う場面がたくさんあります。

ここでは、具体的な会話の中で役立つ日本語フレーズを紹介します。

出勤・退勤時などのあいさつ表現

  • おはようございます
  • お疲れ様です
  • いってきます/いってらっしゃい

これらのあいさつは、基本的な言葉ですが、使うことで好印象を与えることができます。

職場での信頼関係づくりにもつながるでしょう。

会話を円滑にする相槌・リアクションの表現

  • 承知いたしました
  • かしこまりました
  • おっしゃる通りです
  • 勉強になります

相手の話をしっかり聞いていることを示すために、適切なリアクションを返すことが大切。

丁寧な相槌は、良好なコミュニケーションの基礎になります。

ミーティングや報連相での会話表現

  • 私の提案は〜です
  • ○○について、ご教示いただけますか?
  • 確認させていただきたいのですが〜

自分の意見を伝えるだけでなく、相手の意見を引き出すフレーズも覚えておくと、会議でのやり取りがスムーズになります。

丁寧に伝えるクッション言葉

  • 恐れ入りますが、〜していただけますか?
  • 恐縮ですが、〜してもよろしいでしょうか?
  • 差し支えなければ、〜いただけると幸いです
  • 〜ということでよろしいでしょうか?

依頼や提案をする際には、こうしたクッション言葉を使うことで、柔らかく丁寧に伝えることができます。

相手に敬意を示しつつ、スムーズなやり取りを心がけましょう。

丁寧な依頼・謝罪の表現

  • お手数おかけしますが、〜していただけますか?
  • 遅れてしまい、申し訳ございません
  • ご迷惑をおかけしました

日本語では謝罪と依頼のフレーズが密接に関わっているため、どちらも丁寧に伝えることが大切です。

特にビジネスの場面では、相手に対する配慮が重視されます。

報告・確認に使える表現

  • 〜について、再度ご確認いただけますか?
  • 進捗状況をご報告いたします
  • 〜の件、いかがいたしましょうか?

報連相(報告・連絡・相談)は日本の職場で非常に重要とされています。

状況を明確に伝えるための表現を押さえておくと、信頼される対応ができます。

初心者でも安心!ビジネスメールの基本構成と定型文

ビジネスメールでは、丁寧な言葉づかいやわかりやすい構成がポイント。

ここでは、初めての方でも安心して使える基本の流れと定型フレーズを紹介します。


① 宛先:xxx@xxx.co.jp
  Cc: yyy@xxx.co.jp
  Bcc: bbb@cybozu.co.jp
② 件名:新製品サンプルのご案内
③ 添付:新製品カタログ.zip
④ 宛名
株式会社◯◯
△△部
◇◇◇◇様

⑤ 挨拶・名乗り
初めてご連絡いたします。
●●の開発、生産をしております、
株式会社×× 営業部の◆◆と申します。

⑥ 要旨・詳細
このたび、ぜひ弊社の製品をサンプルとして
ご検討お使いいただけないかと思いご連絡いたしました。
ぜひ貴社でのお取扱いを検討いただきたく存じます。
ご興味がおありであれば、すぐにサンプルの手配をいたします。
お気軽にご連絡ください。

⑦ 結びの挨拶
お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます。

—————————————————–

⑧ 署名
株式会社××
営業部 ◆◆
住所:〒* 東京都豊島区池袋*
TEL:03-*
FAX:03-
URL:https://www.abc.co.jp/
Mail:xxx@xxx.co.jp

【構成のポイント】

①宛先(To / Cc / Bcc)
送信先を正確に設定します。
上司や関係者をCcに入れるのも一般的です。

②件名
用件が一目でわかるよう、簡潔に書きましょう。
例:「新製品サンプルのご案内」

③添付ファイル
資料を送る場合は、件名や本文中でも添付の有無を伝えるのが親切です。

④宛名(本文冒頭)
会社名・部署・氏名を正式に書き、敬称(様)をつけるのがマナーです。

⑤挨拶・名乗り
「お世話になっております」「○○の△△と申します」など、定型のあいさつと自己紹介を入れます。

⑥要旨・詳細
メールの目的と背景を簡潔に説明し、必要な情報を端的に伝えます。

⑦結びの挨拶
「何卒よろしくお願いいたします」「ご検討いただけますと幸いです」など、締めくくりの丁寧な言葉を入れます。

⑧署名
氏名・会社名・連絡先などを記載し、テンプレートとして設定しておくと便利です。

このような構成を押さえておくことで、読み手にとってもわかりやすく、信頼感のあるメールになります。

初めての相手でも失礼のないやり取りができるよう、基本をしっかり身につけましょう。

ビジネス日本語を学ぶならここ!無料のおすすめ学習サイト3選

ビジネス日本語を効果的に学ぶには、信頼できる学習サイトを活用するのが近道です。

ここでは、初心者から上級者まで使える、無料で使えるおすすめの学習サイトを3つ紹介します。

NHK WORLD-JAPAN「Learn Japanese」

NHKが提供する無料のオンライン日本語講座です。

動画・音声・テキスト教材がそろっており、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。

特にニュース記事やドラマ、アニメなど、実際のコンテンツを使って学べる点が魅力です。

\おすすめポイント/
  • NHK制作の高品質な教材
  • 英語・中国語・韓国語など多言語に対応
  • 初級〜上級まで幅広く学べる

👉 NHK WORLD-JAPAN「Learn Japanese」公式サイト

JAPANESE POD 101

Podcast形式で学べる日本語学習サイトです。

移動中や通勤時間にも使いやすく、ネイティブスピーカーの自然な会話を聞いて学ぶことができます。

初心者向けだけでなく、ビジネス日本語や日本文化に関するレッスンも用意されています。

\おすすめポイント/
  • 豊富な音声コンテンツでリスニング強化に最適
  • 初級〜上級まで幅広いレベルに対応
  • 無料プランでも多くのコンテンツが利用可能

👉 JAPANESE POD 101 公式サイト

まるごと日本語オンラインコース

国際交流基金が提供するオンラインコースで、「ことば」と「文化」を同時に学べる構成が特徴です。

実際のビジネス会話にも応用しやすい、実用的な日本語力を身につけることができます。

\おすすめポイント/
  • 目標に合わせて進められる学習設計
  • 日本の文化や社会に関する学びも充実
  • 公的機関による信頼性の高い教材

👉 まるごと日本語オンラインコース 公式サイト

まとめ

日本語のビジネスフレーズは一度にすべて覚える必要はありません。

まずはよく使う表現から少しずつ覚え、職場で実際に使ってみることが上達への近道です。

丁寧な日本語でのやり取りができるようになれば、信頼関係も深まり、仕事の幅も広がっていきます。

焦らず、日々の中で積み重ねていくことが、自然なビジネス日本語を身につけるポイントです。

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