【一覧表あり】コツをつかめば簡単!日本語の正しい敬語の使い方!
2022/2/23 最終更新
日本では、さまざまな場所や場面で敬語が使われます。相手や場面に合った正しい言葉を使うことができれば、より良いコミュニケーションをとることができます。そのため、日本で就職したい方やバイトをしたい方、定住したい方は、必ず敬語を覚えておく必要があります。
ここでは、敬語とはなにか、いつどのように使えば良いのかを、練習しながらわかりやすく解説していきます。
日本語の敬語とは?
敬語とは、日本の言葉表現の一つで、話している相手や、話題にあがっている物や人物に対して敬意をあらわす言葉です。おもに、話している相手が「先輩や上司など目上の人」「あまり知らない人」や、面接や式典など「あらたまった場面」で使われます。
敬語は、「相手・場面・状況」に応じて言葉を使い分ける必要があります。
敬語の種類
敬語は、大きく分けると3つの種類に分けることができます。「文の中の動作を誰が行っているのか」で、使う種類が決まります。
尊敬語(Sonnkeigo)
尊敬語は、相手を敬い高める表現です。そのため、「文の中で行動する人が先輩や上司、先生など目上の人の場合」に使います。
謙譲語(Kennjyougo)
謙譲語は、自分や身内をけんそんした言い方をすることで、相手を敬う表現です。そのため、「文の中で行動する人が自分や身内の場合」に使います。
丁寧語(Teineigo)
丁寧語は、話す相手や場面を問わず、ものごとを丁寧に表現する方法です。そのため、さまざまな場面や相手に使うことができる魔法の敬語です。
尊敬語・謙譲語・丁寧語一覧表
よく使われる表現を一覧表にまとめました。
English | 基本型 | 尊敬語 | 謙譲語 | 丁寧語 |
Do | する(Suru) | なさる(Nasaru)される(Sareru) | いたす(Itasu)させていただく(Saseteitadaku) | します(Shimasu) |
Be | いる(Iru) | いらっしゃる(Irassyaru) | おる(Oru) | います(Imasu) |
Go | 行く(Iku) | いらっしゃる(Irassyaru)おいでになる(Oideninaru) | 参る(Mairu)伺う(Ukagau) | 行きます(Ikimasu) |
Come | 来る(Kuru) | いらっしゃる(Irassyaru)おいでになる(Oideninaru)お見えになる(Omieninaru)お越しになる(Okoshininaru) | 参る(Mairu)伺う(Ukagau) | 来ます(Kimasu) |
Meet | 会う(Au) | お会いになる(Oaininaru)会われる(Awareru) | お目にかかる(Omenikakaru) | 会います(Aimasu) |
Watch | 見る(Miru) | ご覧になる(Goranninaru) | 拝見する(Haikensuru) | 見ます(Mimasu) |
Listen | 聞く(Kiku) | お聞きになる(Okikininaru)お耳に入る(Omiminihairu) | 拝聴する(Haicyousuru)伺う(Ukagau) | 聞きます(Kikimasu) |
Say | 言う(Iu) | おっしゃる(Ossyaru)言われる(Iwareru) | 申す(Mousu)申し上げる(Mousiageru) | 言います(Iimasu) |
Eat | 食べる(Taberu) | 召し上がる(Mesiagaru)お食べになる(Otabeninaru) | いただく(Itadaku)頂戴する(Cyoudaisuru) | 食べます(Tabemasu) |
Know | 知る(Shiru) | お知りになる(Osirininaru)ご存じ(Gozonji) | 存じる(Zonjiru)存じ上げる(Zonjiageru)承知する(Syouchisuru) | 知っています(Sitteimasu) |
敬語を使う場面
日本で敬語は、職場や学校、市役所、銀行などさまざまな場面で使われます。
また、初めて会った人に対しては、年齢など関係なく敬語を使います。同僚と仲良くなってプライベートで遊ぶようになった場合でも、職場で他の人からの目があるときは敬語を使うことが望ましいです。
また、学校で生徒に対してフレンドリーな先生がいたとしても、生徒は先生に対して敬語を使うべきです。反対に、敬語を使うべきではない場合もあります。それは、家族や仲の良い友人、恋人などに対してです。親しい間柄の人へは敬語を使いません。
敬語の使い方例

それでは、実際に敬語の使い方を学んでいきましょう。
次の例文を敬語にしてください。
尊敬語・謙譲語どちらをつかうのが望ましいか考えながら解いてみましょう。
【例文1】「社長が来る。」を敬語にしてください。
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【解答】「社長がいらっしゃる。」(お見えになる、お越しになるでもOK)
【解説】文の中で、行動するのは誰?と考えると、来るのは社長だから、「尊敬語」をつかう。
【例文2】「先生が給食を食べる。」を敬語にしてください。
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【解答】「先生が給食を召し上がる。」(給食をお食べになるでもOK)
【解説】行動するのは誰?と考えると、給食を食べるのは先生だから、「尊敬語」をつかう。
【例文3】「父が写真を見る。」 を敬語にしてください。
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【解答】「父が写真を拝見する。」
【解説】行動するのは誰?と考えると、写真を見るのは父、父は身内だから「謙譲語」をつかう。
【例文4】「上司とランチを食べる。」 を敬語にしてください。
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【解答】「上司とランチをいただく。」
【解説】文中に上司とあるため、尊敬語を使いそうになりますが、この文では「謙譲語」をつかいます。
この文の場合、本来であれば「私は、上司とランチを食べる」となります。日本語では、「私は」を抜かして話すことがあるため注意が必要です。
このことをふまえて、
今までと同じように行動するのは誰?と考えると、食べるのは自分だから「謙譲語」をつかうということになるのです。
敬語の活用方法
敬語は、相手や場面によって使い分けなくてはいけないので、難しく感じて苦手な方も多いです。コツをつかめばとっても簡単です。
敬語の形にするコツ
- 【全ての敬語】上の表で紹介した動詞を使う
- 【全ての敬語】名詞や形容詞の頭に「お・ご」をつける。例えば、「名前→お名前」
- 【尊敬語】動詞を「お(ご)~になる」の形にする。例えば、「読む→お読みになる」
- 【尊敬語】助動詞に「れる・られる」をつける。例えば、「来る→来られる」
- 【謙譲語】動詞を「お(ご)~する」の形にする。例えば、「届ける→お届する」
- 【丁寧語】文末に「です・ます・ございます」をつける。例えば、「明日は休みです」
まとめ
今回は、敬語について詳しく解説しました。正しい敬語は、日本人でも使えない人がたくさんいます。それほど、日本語の敬語はややこしく難しいのです。
でも、正しい敬語を使えるようになると、周りの人から「きれいな日本語だ」「品格がある」と思われ、あなたへの信頼感がたかまります。日本語は、実際に人と話すことでどんどん覚えていく事ができます。間違いを恥じることなく、どんどん使ってください。
まずは「です・ます」を語尾につける丁寧語からトライしてみましょう。
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