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「プラマイゼロ」ってどういう意味?使い方・言い換え・英語表現もチェック!

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「プラマイゼロ」という言葉、ビジネスシーンや日常会話でよく耳にしますが、実際の意味や使い方をしっかりと理解していますか?数字の合計がゼロになることから来ている言葉は、単なる計算だけでなく、さまざまな場面で使われます。

この記事では、「プラマイゼロ」の意味や使い方、さらに言い換え表現や英語でどう伝えるかも紹介します。これを読めば、ビジネスシーンでも日常会話でもうまく使えるようになること間違いなしです!

「プラマイゼロ」の意味とは?

「プラマイゼロ」とは、文字通り「プラス」と「マイナス」が相殺されてゼロになる状態を指します。最初に聞いたときは、数字の話をしていると思いがちですが、この言葉は数字に限らず、ビジネスの成果や人間関係、感情のバランスにも使われます。

たとえば、プロジェクトの結果を評価するときや、労働の成果とコストを比べる場面でよく登場します。この表現を知っておくと、日常生活でもビジネスシーンでも便利に使えるので、覚えておくと役立ちますよ。

「プラマイゼロ」の記号表現は?

「プラマイゼロ」を記号で表すときは、普通「±0」という形が使われます。これは、特に数値的な議論や計算でよく見られる記号ですが、日常的に使うことは少ないです。専門的なシーンでは役立ちますが、日常会話ではあまり見かけないので、使う場面を選ぶのがポイントです。

「プラマイゼロ」の使い方と例文

「プラマイゼロ」の使い方は、ビジネスシーンで特に役立つ表現です。この言葉を使うことで、成果や効果が期待通りにはならなかったが、同時に大きな損失もなかったという状況を手短かに説明できます。

例文1
「今回のプロジェクトは、利益は大きかったけど経費もかなりかかったから、プラマイゼロだな。」
→「今回のプロジェクトは、利益は大きかったけど経費もかなりかかったから、差し引きゼロだな。」

例文2
「すごく大変だったけど部下が成長したと思うから自分としてはプラマイゼロだよ。」
→「すごく大変だったけど部下が成長したと思うから自分としては収支とんとんだよ。」

例文2:「すごく大変だったけど部下が成長したと思うから自分としてはプラマイゼロだよ。」
→「すごく大変だったけど部下が成長したと思うから自分としては収支とんとんだよ。」

このように、「プラマイゼロ」は結果が完全にゼロではないけれど、プラスとマイナスが相殺されて、最終的に損も得もない状態を表すのに使われます。成果や努力があったとしても、少し足りなかったときに便利な表現です。

「プラマイゼロ」の言い換え表現は?

「プラマイゼロ」は、さまざまな言い換えで表すことができます。それぞれ少しずつニュアンスが異なるので、シーンに合わせて使い分けましょう。

 ビジネスシーンで使える表現

収支とんとん
「収支とんとん」は、支出と収入がほぼ同じで、結果的にプラスとマイナスが相殺されてゼロになる状態を表します。ビジネスの中では、利益とコストを比較する際に使うと便利です。

差し引きゼロ
「差し引きゼロ」という言葉も「プラマイゼロ」の言い換えとして使われます。こちらも、利益と経費などが相殺されてゼロになる意味で使われます。

収支とんとん
「収支とんとん」は、支出と収入がほぼ同じで、結果的にプラスとマイナスが相殺されてゼロになる状態を表します。ビジネスの中では、利益とコストを比較する際に使うと便利です。

損得なし
「損得なし」は、結果的に得も損もない状態を指します。交渉や契約での結果に使うと、状況を簡潔に伝えることができます。

それぞれほぼ意味は変わらず、「プラスとマイナスを足してゼロになっている状態」を指す言葉です。

日常会話でよく使われる表現

チャラ
「チャラにする」という言い回しは、日常会話でよく使われる言い換えです。「相殺する」や「ゼロにする」といった意味で、軽い感じで使われます。

相殺
こちらは少し硬い印象がありますが、取引や経済的な意味合いで使われる言葉です。「プラマイゼロ」を「相殺する」という形で言い換えることができます。

過不足ゼロ
「過不足ゼロ」は、過剰でも不足でもない状態、つまり完全にバランスが取れている状態を表す言葉です。「プラマイゼロ」とほぼ同じ意味ですが、少し柔らかい印象を与えます。

「プラマイゼロ」の英語表現は?【例文あり】

「プラマイゼロ」にピッタリな英語表現は、主に「come out even」や「break even」です。これらの表現は、最終的に得も損もない、ゼロの状態になることを意味します。

  • Come out even: これは、結果的に損も得もない状態になることを表します。
  • Break even: こちらも同じく、「利益も損もない」という意味で、特にビジネスやお金に関連した会話でよく使われます。

例文1
「It looks like we’ll come out even in the end.」
→「結局、プラマイゼロになりそうだね。」

例文2
「We didn’t make any profit, but we didn’t lose anything either. We just broke even.」
→「利益は出なかったけど、損もしなかった。結局、収支はトントンだった。」

これらのフレーズは、特に経済的なやり取りやビジネスの場面でよく使われます。英語でもよく使われる言い回しなので、覚えておくと便利です。

「プラマイゼロ」とは少し違う?「プラマイプラス」とは?

「プラマイゼロ」と「プラマイプラス」の意味の違い

「プラマイゼロ」は完全にゼロ、「プラマイプラス」は少しプラスの状態

「「プラマイプラス」の使い方は?

「プラマイゼロ」と「プラマイプラス」は似ているようで、少し意味が違います。「プラマイゼロ」は、プラスとマイナスが完全に相殺され、最終的にゼロという状態を指します。

一方、「プラマイプラス」は、プラスの要素が少し加わった状態、つまりゼロではなく、わずかなプラスがあるという意味です。例えば、少しの利益があったけれど、同時にコストもかかっていた場合に使うことができます。

「プラマイゼロ」を避けたほうがいいシーン

「プラマイゼロ」を使うシーンは多いですが、あえて避けたほうが良い場面もあります。特に、ビジネスメールや公式な会議、役員との会話など、重要な取引や契約の場では、この表現を多用するのは避けたほうが無難です。「プラマイゼロ」は、どちらかと言えばカジュアルな表現で、少し軽い印象を与えることがあります。

たとえば、役員との会話で「利益と経費がプラマイゼロでした」というのは避け、「利益と経費がほぼ同じくらいでした」といった表現の方が適切です。また、取引先とのやり取りでも、あまりにも軽い印象を与えないように注意しましょう。

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まとめ

「プラマイゼロ」は、ビジネスや日常会話でよく使われる表現ですが、ただのゼロではなく、プラスとマイナスが相殺される状態を意味しています。使いどころを理解してうまく使えば、よりスムーズにコミュニケーションを取れるようになるでしょう。

この記事で紹介した意味や例を参考にして、日常でも仕事でも「プラマイゼロ」をうまく使ってみてくださいね!

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