就職活動での日本の面接とは?外国人向けに流れやマナーなどを解説
2022/2/23 最終更新
日本に住む外国人の方が日本企業に就職するためには、日本の面接を受けなければなりません。この記事では、日本の面接の特徴やマナー、基本的な質問と回答例などについて、外国人向けに解説します。
日本の面接の特徴は?
日本の面接は基本的なルールは他の国と同じですが、日本の面接ならではの特徴もあります。特に、マナーや形式が細かく決まっていたり、性格や人柄なども見られるのは特徴だといえます。
マナーや形式が決まっている
日本の面接は、ドアのノックの仕方や椅子の座り方など、マナーや形式が細かく決まっています。これを間違えるとマイナスになることもあるので、基本的なマナーと形式をあらかじめ覚えておく必要があります。
性格や人柄なども見られる
日本以外の国の面接では、主にその人の仕事の能力を見られることが多いですが、日本の面接では、仕事に直接関係ないと思われる、性格や人柄について質問されることもあります。例えば、自分の長所と短所について説明を求められたり、趣味を聞かれたりすることがあります。
日本の面接の流れ
日本の面接の基本的な流れは他の国と同じで、面接室に入り面接を受け、終わったら退室して終わりとなります。ただし、それぞれのプロセスで独特のマナーや作法があるので注意しましょう。
面接室へ入る
日本の面接では、面接室への入り方に細かいルールがあります。まず面接室のドアを3回ノックして、面接官が「どうぞお入りください」と言ってから部屋に入ります。部屋に入った後は「よろしくお願いします」と言っておじぎをして、ドアを閉めて椅子の横に移動します。
椅子に座る
椅子の横に来たら、簡単なあいさつをして、すぐには座らずに一旦待ちます。そして、面接官が「どうぞお座りください」と言ってから座ります。
質問に答える
椅子に座ったら面接が始まります。日本の面接は他の国より時間が長いといわれており、一時間くらいかかることもあります。質問は基本的には日本語で聞かれますが、外国人をよく雇っている企業では英語で面接することもあります。
退席する
面接が終わったら椅子から立ち上がり、「ありがとうございました」と言っておじぎをして退室します。
日本の面接のマナー
日本の面接にはさまざまなマナーがあり、これを上手にこなせるかが成功を左右します。ここでは、特に外国人の方が知っておきたい日本独自のマナーとして、早めに到着することと、腕時計をしておくことの2つを紹介します。
早めに到着する
日本の文化として、待ち合わせは少し早めに到着するというマナーがあります。例えば面接が10時から始まるなら、9時50分くらいに会場に到着するようにしましょう。10時ぴったりに着くのは全く遅刻ではないですが、日本では遅すぎるとみなされることがあります。
時間はスマホではなく腕時計で確認する
日本の面接では、スマホで時間を確認するのが失礼とみなされることがあります。もし面接中に時間を見ることがあったら、スマホではなく腕時計で確認するようにしましょう。普段腕時計をしない人は、安いものでもよいので、面接用にビジネス向けの腕時計を買っておくとよいでしょう。
日本の面接でよくある質問と回答

外国人の方が日本の面接を受けるのは、日本語で話すのもあって特に緊張するかもしれません。少しでも緊張をやわらげるには、あらかじめ質問を予想して、答えを用意しておくのがおすすめです。日本の面接は質問の内容がある程度決まっていることが多いので、答えをあらかじめ用意するのはとても有効です。
「自己紹介をお願いします」
自己紹介は面接の最初にほぼ確実に質問されます。自分の名前や出身大学、過去にしていた仕事などをシンプルに説明しましょう。
回答例としては、「私の名前は〇〇です。〇〇大学出身です。先月まで株式会社〇〇に勤めていて、システムエンジニアをしていました」などとなります。
「なぜこの会社で働きたいと思いましたか?」「志望動機は何ですか?」
日本の面接では、なぜこの会社で働きたいと思ったかをよく聞かれます。この質問では、「この会社で働きたいと思ったきっかけ」を意味する、「志望動機(しぼうどうき)」という単語がよく使われるので覚えておきましょう。
回答例としては、例えば「御社(おんしゃ)の経営ビジョンに共感し、御社で働くことで自身のエンジニアとしてのスキルをより高め、御社に貢献したいと思いました」といった感じになります。「御社」とは「あなたの会社」を丁寧に言う言葉で、面接でよく使われます。
日本の面接を成功させるコツ
外国人の方が日本の面接で成功するには、自分の日本語能力の範囲で分かりやすく話すことが大切です。また、面接はフォーマルな場なので、敬語をよく勉強しておきましょう。
分かりやすく話す
日本の面接でどのようなことを話せばいいか不安になるかもしれませんが、日本の面接は基本的に質問に答える形式なので、質問の内容を理解して分かりやすく話せば大丈夫です。質問の答えになる結論を最初に言って、次にその理由をシンプルに説明して、30秒から1分くらいで終わらせるのがコツです。
敬語を勉強しておく
面接はフォーマルな場なので、敬語を使う必要があります。もし、普段友達同士でしか日本語を使わず敬語が苦手なら、面接の前にしっかり勉強しておきましょう。
まとめ
日本の面接は他の国と基本的に違いはありませんが、日本式のマナーが細かく決められているのが注意点です。外国人の方が日本の面接を受ける時は、日本のマナーやルールをあらかじめ勉強しておきましょう。
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