日本の塾の特徴は?海外、外国の塾との違いも解説
2022/1/24 最終更新
この記事では、日本における「塾(cram school)」の特徴や教育の仕組み、海外(外国)との違いなどについて、以下のような内容をまとめています。
- 日本における一般的な教育の仕組み
- 日本における塾はどのような場所なのか
- 海外(外国)における塾や教育方針の違い
このほか、日本の有名な塾も紹介しています。
「日本と外国の塾の違いに興味がある」「日本で自分の子どもを塾に通わせるか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてください。
日本の教育制度の仕組みについて知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
日本における一般的な教育の仕組み
日本における塾(英語では“cram school”)がどのようなものなのかをお話する前に、まずは日本における一般的な教育の仕組みについてご説明しましょう。
日本では、以下のような流れで学校に通うことが一般的です。
小学校 ↓ 中学校 ↓ 高校(高等学校) ↓ 大学・短大・専門学校 |
英語で言うと、以下のようになります。
- 小学校:primary school
- 中学校:junior high school
- 高校(高等学校):high school
- 大学:University
- 短大(短期大学):Junior college
- 専門学校:Vocational school
日本では小学校の6年間と中学校の3年間は義務教育(Compulsory education)期間として、必ず学校に通わなければいけません。そして、ほとんどの教育課程において、「公立学校」と「私立学校」が存在しています。
公立学校:地方公共団体(Local public entity)が主に税金を使って運営している学校 私立学校:民間の団体(学校法人など)が運営している学校 |
ちなみに短大や専門学校に関しては、外国では一度社会に出たあとに再度勉強をするために入学する人が多いですが、日本では高校を卒業したあとに進学するという形を取る人が多いです。
また、日本の高校の教育システムについて知りたい方は以下の記事もおすすめです。
日本人が塾に通う理由とは?
ここからは、
- 日本人の学生が塾に通う理由
- 日本の塾で行われている学習
- 塾が担う役割
について確認していきましょう。
入学試験の対策のため
先ほどお伝えしたとおり、日本ではほぼすべての教育課程(学校)において公立学校と私立学校が存在しています。
義務教育である小学校・中学校では私立学校に入学するために、高校以降は希望の学校に入学するために試験を受ける(受験する)必要があります。日本における塾は、そういった「入学試験のために勉強を教える」という側面があるのです。
大学への入学試験に関しては1年に1回「大学入学共通テスト」という試験が開催されており、その試験の成績が合格ラインに達していれば入学できる大学が多く存在します。
しかし、小・中・高校はそれぞれ独自の入学試験を作成している学校がほとんどです。また、大学に関しても、共通テストの成績以外にも独自の入学試験を実施している学校が多くあります。
試験内容は学校の特色や教育方針、入学後に学ぶ内容によって大きく異なるため、入学したい学校が複数ある場合はそれぞれの学校の入学試験対策を行わなければなりません。すべての試験対策を家庭で行うことは困難と考える家庭が多いため、学習塾が多く利用されているというわけです。
ちなみに、大学受験のために高校生が通う塾は「予備校」とも呼ばれます。
学校での学習を補強するため
特別、受験のための対策を行うわけではなくとも、塾に通っている学生も多くいます。学校で受けている普段の授業の内容をより深く理解するためや、しっかり授業の内容を定着させるために塾に通っている学生も多いのです。
こうして普段から学校以外でも学習を受け、学習時間を長くすることで、知識量が増加すると同時に勉強をする習慣が身につくと考えられていることが理由です。
また、受験半年前に焦って塾に行き始めるよりも、前々から塾に通い、知識量を増やしておくとともに勉強する習慣をつけておくことで、楽に受験対策ができるということも理由のひとつでしょう。
海外(外国)における塾や教育方針の違い

海外、特にアメリカやヨーロッパでは、そもそも「受験」「塾」というものがない国が多く見られます。しかし、だからといって日本以外の国は勉強する時間が短いというわけではありません。
それは「受験がない=学校での試験の成績などが進学に影響する」という国が多いためです。学校での授業をきちんと受け、日常的に受ける試験で良い成績を取っていなければ、進学できない国が多いのです。
そのため、高等学校や大学への進学を目指す家庭では、毎日の授業をしっかりと理解するために予習・復習を行っていることが多いでしょう。
アメリカでは塾のような形で「勉強をする場所に通う」ということが少ないというだけで、「家庭教師(tutor)」を家に呼び学校での授業にプラスして学習させている家庭が多く見られます。
また、ドイツでは「塾に行く=学校の勉強についていけない」という印象を持たれることが多いようです。そのため、塾に行っていることを隠す家庭も少なくありません。日本ではむしろ「塾に行く=学校の勉強にプラスして学習している」と思われることが多く、印象がやや異なります。
日本の有名な塾3選
ここからは、日本における有名な塾を3つご紹介します。
東京個別指導学院
東京個別指導学院は、教育事業を中心に事業活動を展開しているベネッセグループが運営している学習塾です。
その名の通り「個別指導(private tutoring / one on one)」での学習を実施していることが特徴で、多くの場合、先生1人に対して生徒が1~2人という体制で授業を行っています。先生は学習の進み具合をていねいに確認することができますし、生徒は質問や確認がしやすいことが特徴です。小学生~高校生までが対象です。
東京個別指導学院:https://www.kobetsu.co.jp/
明光義塾
明光義塾は、子どもの学習・教育に関わる事業を複数展開している株式会社明光ネットワークジャパンが運営している学習塾です。こちらも個別指導での学習を行っています。
日本全国に複数の学習塾を展開しているため、地域の学校をよく理解し、最新の学校情報や受験情報を提供してもらえることが魅力です。
高校・大学合格者数No.1の実績を持っている点も強みのひとつ。子どもや保護者の状況、希望をよく確認し、ひとりひとりに合わせた授業を行っています。対象は小学生~高校生までです。
明光義塾:https://www.meikogijuku.jp/
スクールIE
スクールIEは、個別指導塾・英会話スクール・幼児教育・民間型託児保育などを運営している株式会社やる気スイッチグループホールディングスが運営している学習塾です。
こちらも個別指導の形態を取っており、学習の進み具合だけでなく生徒の個性や性格まで考えて学習プランを作成していることが特徴です。先生も生徒に合わせて選ばれ、オーダーメイドテキストの作成なども行っています。
生徒の個性を活かした学習を受けてほしいという方におすすめです。小学生~高校生までが対象です。
スクールIE:https://www.schoolie-net.jp/
まとめ
この記事では、日本における塾についてや、海外(外国)における塾や教育方針の違いに加え、日本における一般的な教育の仕組みなどについて解説してきました。
ぜひ内容を参考に、家庭に合った学習方法を見つけてください。
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