【日本で働く外国人向け】転職は難しい?おすすめ職種や求人サイトを紹介

2022/3/31 最終更新

この記事では、日本で働く外国人の方の転職に関して、以下のような内容をまとめています。

  • 日本での転職の流れ(方法)
  • 日本で転職する場合に必要な手続き
  • 外国人におすすめの職種

日本で転職する場合の注意点や、外国人におすすめの求人サイトについても解説・紹介しています。

「日本で転職を検討している」「転職の際に気をつけるべきことを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

日本での転職の流れ(方法)

一般的な日本での転職の流れ(方法)は、以下の通りです。

  1. 自分の転職したい職種や目標を決める
  2. 転職先の候補を探す
  3. 転職先の候補に応募して、書類選考や面接を受ける
  4. 内定をもらったら現在の勤務先に退職することを伝える
  5. 現在の勤務先で引き継ぎ業務を行う
  6. 新しい勤務先で働き始める

日本で転職する場合の注意点

上記の流れにそって、注意点を解説します。

「1.自分の転職したい職種や目標を決める」での目標は、以下のようなものが挙げられます。

  • 今より年収の高い仕事に転職する
  • 今より年間休日が多い仕事に転職する
  • 今より休みが取りやすい仕事に転職する

「転職した結果どうなりたいのか・どう働きたいのか」をはっきり考えておきましょう。

また、「2.転職先の候補を探す」「3.転職先の候補に応募して、書類選考や面接を受ける

」と「4.内定をもらったら現在の勤務先に退職することを伝える」は逆でも構いません。

転職先企業に内定をもらう前に、現在の勤務先に退職することを伝えても問題ないということです。

しかし、現在の勤務先を辞めたあと、日本で会社に勤務するつもりの場合は、【他の企業に内定をもらう→現在の勤務先に退職の意思を伝える】という流れをとることがおすすめです。

現在の勤務先を辞めたあとに新しい勤務先を探す場合、新しい勤務先が決まるまでは無収入となってしまうからです。

また、日本の企業は、働いていない期間(いわゆる「空白期間」)がある人をあまり好まない傾向にあります。

「その間何もしていなかったのではないか?」「就労への意識が薄いのでは?」「すぐに辞めてしまうのでは?」といった疑念が生まれてしまうからです。

そのため、転職の際は空白期間が生まれないように進めることがおすすめです。

加えて、「4.内定をもらったら現在の勤務先に退職することを伝える」に関して、職務規定によって伝える時期が決まっている場合があります。

たとえば、「退職の2ヶ月前まで」などです。

退職の2ヶ月前までに退職することを伝える必要がある場合は、退職したい時期の2ヶ月以上前には内定をもらっている必要があります。

この場合、転職先との入社時期の調整も必要になるでしょう。

職務規定を確認して、余裕をもって転職活動を進めていくことをおすすめします。

日本で転職にする場合に必要な手続き

転職に必要な手続きは以下のとおりです。

  • 社会保険の加入手続き:年金手帳・雇用保険被保険者証などを提出
  • 源泉徴収票の提出:転職前の会社で源泉徴収票をもらっている場合
  • 住民税の手続き:給与から控除するものがある場合

ここまでは、日本人も同じ手続きを行います。

外国人のみが行う必要がある手続きは、以下のとおりです。

  • 在留資格の変更:転職先の職種による
  • 「契約機関に関する届出の提出(新たな契約の締結)」の提出

ひとつずつ確認していきましょう。

在留資格の変更

転職先での仕事内容が、転職前の在留資格(就労ビザ)と異なる活動に当てはまる場合は、在留資格の変更が必要です。

たとえば以下のような場合は、在留資格の変更が必要になります。

  • 中学校のAETをしていたが、通訳をする会社に転職することにした。→在留資格を「教育」から「技術・人文知識・国際業務」に変更
  • 外国に本社がある会社から転勤で日本に訪れていたが、日本に本社をおく一般企業に転職することになった。→在留資格を「企業内転勤」から転職先の業務内容に応じたものに変更

在留資格の変更は、一般的に以下の書類が必要です。

  • 申請書
  • 申請者本人の顔写真(3ヵ月以内に撮影されたもの・写真の裏面に氏名を記入する)
  • 日本での活動内容に応じた資料(※1)
  • 在留カード
  • 資格外活動許可書(交付を受けている方のみ)
  • 旅券(パスポート)または在留資格証明書

※1:源泉徴収票などの法定調書合計表・住民税の課税証明書など。

在留資格によって異なります。

法務省:日本での活動内容に応じた資料【在留期間更新許可申請】

http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/ZAIRYU_KOSHIN/shin_zairyu_koshin10_01.html 

申請書はこちらからダウンロードできます。在留資格によって申請書の様式が異なります。

法務省:在留資格変更許可申請

http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-2.html 

代理人・取次者が申請する場合は追加で必要な書類があります。

法務省:在留資格変更許可申請

http://www.moj.go.jp/ONLINE/IMMIGRATION/16-3.html 

申請は、居住先の最寄りの地方出入国在留管理官署にて行います。

最寄りの地方出入国在留管理官署は、下記URLにて確認できます。

出入国在留管理庁:組織・機構

http://www.immi-moj.go.jp/soshiki/index.html 

「所属機関に関する届出の提出(新たな契約の締結)」の提出

こちらは、在留資格の変更有無に関わらず必要な届出です。

新しい勤務先に就職した後14日以内に、入国管理局に届け出を提出する必要があると、入管法第19条の16にて定められています。

届出の用紙は、以下のページからダウンロードできます。

※フォーマットが在留資格によって「活動」と「契約」の2種類に異なります。

所属(活動)機関に関する届出

こちらは以下の在留資格に該当する方のフォーマットです。

  • 教授
  • 高度専門職1号ハ
  • 高度専門職2号(ハ)
  • 経営・管理
  • 法律・会計業務
  • 医療
  • 教育
  • 企業内転勤
  • 技能実習
  • 留学
  • 研修

所属(契約)機関に関する届出

こちらは以下の在留資格に該当する方のフォーマットです。

  • 高度専門職1号イ又はロ
  • 高度専門職2号(イ又はロ)(注4)
  • 研究
  • 技術・人文知識・国際業務
  • 介護
  • 興行
  • 技能
  • 特定技能

【外国人向け】日本での転職におすすめの職種

外国人向けの、転職におすすめの職種は以下のとおりです。

システムエンジニア(SE)

日本語でのコミュニケーションがそこまで得意でない場合でも、技術があれば採用される確率が高いです。

近年ではSEの外国人採用を積極的に行っている企業も増えています。

教師・通訳・翻訳

自身の母国語を活かせる仕事だと言えます。

多少のコミュニケーション力や日本語の理解能力は必要となりますが、母国のことを日本人に知ってもらうきっかけづくりにもなるため、やりがいのある仕事だと言えるでしょう。

芸術関係

作品自体が評価されるため、日本語でのコミュニケーションがそこまで得意でない場合でも、職業として続けていける確率が高いです。

日本の文化や環境を好み、日本で活動する芸術家の方は多いです。

また、異なる文化を持つ外国人の芸術を好む日本人も多くいます。

需要と供給がうまくマッチできれば、生涯の仕事にできるでしょう。

卸売業・小売業

外国人の来店が多い空港の免税店や家電量販店、ブランドショップなどで働く外国人は多いです。

外国語での接客ができることが強みとなり、高い確率での採用が期待できます。

接客業が得意な人であれば、日本で働くことに適した職種だと言えるでしょう。

宿泊業・飲食サービス業

外国人の観光客や来客が考えられるホテルや、飲食店では、外国人店員の採用が積極的に行われている可能性があります。

こちらも卸売業・小売業同様、外国語での接客ができることが強みとなり、高い確率での採用が期待できるでしょう。

また、飲食店の配膳作業(ウェイター・ウェイトレス)やホテルの受付などは接客業となりますが、飲食店の料理を提供する側(シェフ、コック)やホテルの清掃・ルームメイキングを行う職種であれば接客が得意でなくとも落ち着いて働くことができるでしょう。

介護職

日本では2017年、外国人の在留資格に「介護」が加わりました。

専門学校の介護福祉学科を卒業した留学生は「介護福祉士(候補)」として働くことができます。

高齢化社会が進行している日本の介護業界は、「大変そう」というイメージもあいまって深刻な人材不足に悩まされています。

在留資格が新設されたということからも、「やる気のある外国人を採用して介護業界の人材不足を解消したい」という国をあげての希望が伺えます。

そのため、やる気のある外国人は高い確率での採用が期待できるでしょう。

【外国人向け】日本での転職におすすめの求人サイト

https://unsplash.com/photos/Hcfwew744z4

ここからは、おすすめの外国人向け求人サイトを紹介します。

NINJA

「NINJA」は、日本で働く外国人のための転職・就職情報サイトです。

日本での外国人向けの求人情報に特化しています。

「年収500万円以上」「外国語を使用するオフィスワーク」など、細かな条件を指定して仕事を探せます。

NINJA

https://nextinjapan.com/

NIPPON仕事.com

「NIPPON仕事.com」も、日本での外国人向けの求人情報に特化した求人情報サイトです。

外国人向け求人サイトで顧客満足度No.1・求人案件数No.1・友人に紹介したい求人サイトNo.1の3冠を獲得しています。

東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡・北海道から働く場所を選べるほか、「オフィスワーク」「サービス」などの職種や、活かせる言語から仕事を探すことができます。

NIPPON仕事.com

https://nipponshigoto.com/

外国人求人ネット

「外国人求人ネット」は、外国人の採用・転職・就職を全力でサポートしている、日本国内トップクラスの外国人人材登録がある求人サイトです。

キャリア(中途採用)・留学生の求人・採用サポートを主な目的としています。

営業・生産管理・バイヤー・経理など、さまざまな職種の求人情報が掲載されていることが特徴です。

外国人求人ネット

https://tsubasainc.net/

WeXpats Jobs

「WeXpats Jobs」は、豊富な条件から仕事を探せる外国人向け求人サイトです。

  • 日本語レベル
  • 勤務地
  • 雇用形態(「アルバイト」「正社員」「派遣社員」など)
  • 特定技能

といった条件から仕事を探すことができます。

特に勤務地は、大都市だけではなく北海道~沖縄までの日本全国から探すことが可能。

「住みたい街で働く」という希望が叶えられるかもしれない求人サイトです。

WeXpats Jobs

https://we-xpats.com/ja/job/as/jp/

まとめ

ここまで、埼玉の日本語学校に関して、学費(費用)の相場や学校選びのポイント、埼玉にあるおすすめの日本語学校などを解説・紹介してきました。

ぜひ内容を参考に、自分の希望する日本語学習が受けられるよう行動してみてください。

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