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日本語での自己紹介のコツは?シーン別の例文&印象UPのポイントを紹介!

自己紹介の挨拶

日本語で自己紹介をするとき、どんなふうに話していますか?初対面の相手にどう自分を伝えるかは、その後の関係にも大きく影響しますよね。外国の方にとって、日本での自己紹介をうまくこなすことは、日常生活や仕事の場面でも大きな助けになります。

この記事では、シンプルな自己紹介からビジネスシーンや面接で使えるフレーズまで、役立つコツと例文を紹介します。初心者の方にも安心して使える内容ですので、ぜひ参考にしてください!

日本語の自己紹介とは?基本ルールを解説

日本語で自己紹介をするとき、どんなことを意識していますか?

ここでは、日本語の自己紹介をするための基本的なルールをわかりやすく解説します。しっかり押さえておけば、どんな場面でも自信を持って自己紹介できますよ!

日本語での自己紹介が大切な理由

自己紹介は、ただ名前を言うだけでなく、その後の印象を大きく左右する大事な瞬間です。特に初対面の場合、相手に与える印象がその後の関係に影響を与えることが多いので、しっかりと伝えることが大切です。また、外国人にとっては、日本語で自己紹介をすることで、「日本語を使おうとしている」というポジティブな印象を持ってもらいやすくなります。

日本では、カジュアルな場面からビジネス、面接など、シチュエーションごとに求められる自己紹介が異なるので、それぞれに合わせた方法を学んでおくと安心です。

日本の文化に合わせた自己紹介のポイント

日本での自己紹介には、文化やマナーに配慮したポイントがあります。

お辞儀の文化
日本では、握手よりもお辞儀をするのが一般的。軽く頭を下げるだけで、相手に敬意を示すことができます。

謙虚な言葉遣い
自分を過度にアピールせず、謙遜するのが大切。相手を立てる気持ちを忘れずに。

相手を立てる姿勢
自己紹介の際、相手に対して関心を示しましょう。相手の名前をきちんと聞いたり、質問したりすることで、良い印象を与えます。

短く簡潔に伝える
自己紹介は、あまり長くなりすぎないように注意しましょう。1分程度が理想です。

【例文付き】日本語の自己紹介の基本パターン

自己紹介をする際、何を話すべきか迷うこともありますよね。このセクションでは、基本的な自己紹介の流れと重要なフレーズを紹介します。

基本の流れと重要なフレーズ

自己紹介はシンプルでわかりやすい流れで行うと、相手にも伝わりやすくなります。以下の順番で進めましょう。

① 挨拶から始める
その時の時間に合わせて挨拶をします。「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」など、場に合った挨拶を。

② 名前と出身地の伝え方
「はじめまして、〇〇です。出身は〇〇です」と伝えます。

③ 趣味・仕事・好きなものを紹介する
自分の趣味や仕事を紹介します。シンプルに伝えましょう。

④ 「よろしくお願いします」+お辞儀で締める
最後に「よろしくお願いします」と言って、お辞儀をします。

初心者向けのシンプルな自己紹介(英訳付き)

こんにちは。はじめまして、私の名前は〇〇です。
(Hello, my name is 〇〇.)

出身地は〇〇です。/〇〇から来ました。
(I’m from 〇〇.) / I came from 〇〇.よろしくお願いします。
(Nice to meet you.)

短くても伝わる!簡単フレーズ集

  • 「私は〇〇が好きです。」(I like 〇〇.)
  • 「〇〇に住んでいます。」(I live in 〇〇.)
  • 「日本語を勉強しています。」(I am studying Japanese.)

上級者向け!自己紹介に役立つ定型フレーズ集

日本語での自己紹介に慣れてきた方へ、もっとスムーズに使える定型フレーズを紹介します。これらのフレーズを覚えることで、より自分らしく、しっかりと自己紹介ができるようになりますよ。

日本語読み方英語
Name 
名前
私の名前はジョンですwatasino namae wa jhon desuMy name is John.
Nickname 
あだ名
ジャックと呼んでくださいJack to yonde kudasaiPlease call me Jack.
Birthplace 
出身地
アメリカ出身ですAmerica syussin desuI’m from US.
Nationality 
国籍
国籍はカナダですkokuseki wa Canada desuNationality is Canada.
Age 
年齢
30才です30 sai desuI’m 30 years old.
Occupation 
職業
A社で働いていますAsya de hataraite imasuI’m working for Acompany.
Hobby 
趣味 
趣味はスポーツ観戦ですsyumi wa supotsu kansen desuMy hobby is watching sports.
Special skill 
特技
特技はピアノですtokugi wa piano desuSpecial skill is piano.
Like 
好きなもの
好きな食べ物はケーキですsukina tabemono wa keki desuMy favorite food is cake.
Dislike 
嫌いなもの
トマトが苦手ですtomato ga nigate desuI hate tomatoes.
Family
家族
3人の子供の父ですsannin no kodomo no chichi desuI’m the father of three children

【シーン別】日本語の自己紹介をマスターしよう!

自己紹介のシーンは、学校や職場、面接などさまざまな場面で異なります。ここでは例を交えてシーン別のコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

学校編

クラスメイトや先生への自己紹介のコツ

学校では、クラスメイトや先生に自己紹介をすることが多いですが、親しみやすさを感じてもらうことが大切です。先生に対しては敬語を使いながらも、堅苦しくなりすぎないように心がけましょう。

趣味や目標を伝えて印象を残す

「なぜ日本語を勉強しているのか?」や「将来の夢」などを話すことで、相手に自分を知ってもらいやすくなります。趣味や好きな科目も伝えると、会話が弾みます。

趣味や好きなことを交えて親しみやすさUP

自己紹介で趣味や好きなことを話すと、相手との距離がぐっと縮まります。さらに、相手の趣味を聞くことで会話が弾むきっかけにもなります。こんなフレーズを使ってみましょう。

  • 「〇〇さんは、どんな趣味がありますか?」
  • 「趣味は何ですか?」
  • 「休日はどう過ごしていますか?」
  • 「好きなスポーツや活動はありますか?」

【例文】学校での自己紹介フレーズ

<クラス全員の前で話す自己紹介>
はじめまして。日本語を勉強しているアメリカ出身のトムです。どうぞよろしくお願いします。

<隣の席の人と話すカジュアルな自己紹介>
こんにちは、トムです。アメリカから来ました。日本のアニメが好きです。よろしくね!

面接編

1分以内にまとめる自己紹介の構成

面接では、自己紹介を短く、かつインパクトを持たせることが重要です。名前・出身地・学歴・職歴・スキル・意気込みを簡潔に、はっきりした声で丁寧に伝えましょう。また、自己紹介は自己PRとは違い、面接官は、自己紹介を通じてあなたの人柄やスキルを把握しようとしています。そのため、自己紹介では、長すぎず簡潔に話すことが大切です。

【例文】面接で使える自己紹介フレーズ

本日はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございます。アメリカ出身、◯◯大学◯◯学部◯◯学科の◯◯と申します。

日本に来てから、異文化の中で学んだ経験を活かして、自己表現や異文化理解の重要性を実感しています。特に、日本の学生たちと過ごす中で、コミュニケーション力や柔軟性を養いました。

私の強みは、異文化を尊重しつつ、意見をしっかり伝える力です。日本で働くことで、さらに成長し、国際的な環境で活躍したいと考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。

職場・ビジネスシーン編

初出勤や異動時の自己紹介のコツ

初めて職場で自己紹介する時は、緊張せずリラックスして話すことが大切です。簡単に自分の経歴や所属部署・担当業務を紹介し、最後に「よろしくお願いいたします」と言いましょう。

【例文】職場で使える自己紹介フレーズ

<新入社員>
本日から入社しました、〇〇と申します。
これから〇〇(社名)でお仕事をさせていただきます。
大学では〇〇を専攻しており、大学の研究で得た経験をこの会社で活かせたらと思います。社会人としての経験はまだまだ未熟ですが、1日でも早くお力になれるよう、日々勉強していきますので、よろしくお願いいたします。

<転職者>
おはようございます。本日付で入社いたしました〇〇と申します。
前職では〇〇の仕事をしておりましたが、このたびご縁をいただき一緒に働かせていただくことになりました。
即戦力として活躍できるよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

自己紹介をもっと自然に!好印象を与える5つのコツ

日本での自己紹介では、以下の5つのポイントを押さえることで、相手に好印象を与えることができます。

  • 顔を上げて笑顔で話す
  • 聞き取りやすい声の大きさとスピードで
  • 相手の目を見て、自然な姿勢を意識する
  • 簡潔にまとめ、1分程度で伝える
  • 握手はせず、お辞儀がベスト

顔を上げて笑顔で話す

自己紹介時には、笑顔で顔を上げて話すことが非常に重要です。顔を下げたままでは、相手に自分を覚えてもらう機会を逃してしまいます。さらに、表情がないと、不親切な印象を与えかねません。

日本語が苦手でも、顔を上げて笑顔で自己紹介できれば、相手に好印象を与えることができます。

聞き取りやすい声の大きさとスピードで

聞き取りやすい声の大きさとスピードで自己紹介することも重要です。特に、聞き手が多い状況では、はっきりと話すよう心がけましょう。

また日本人は、外国人の名前を聞き取るのが苦手な人も多くいるため、名前はゆっくり言うようにすると親切です。

相手の目を見て、自然な姿勢を意識する

自己紹介をするときは、正しい姿勢で相手の目を見て話すようにしましょう。また、自己紹介の最中は、手を後ろで組んではいけません。相手の目を見ないで自己紹介すると、コミュニケーション能力が低いと判断されることがあります。

また、手を後ろで組むと偉そうに見えるので、日本で自己紹介するときは、男性は手を横に、女性は前で手を揃えると相手に好印象を与えます。

簡潔にまとめ、1分程度で伝える

自己紹介は、「短く・分かりやすく」が基本です。長すぎてはいけません。理想的なのは、約1分程度でまとめ上げることです。自己PRと混同し、長い時間をかけて話してしまうと、自己紹介の意味わかってないのかな?と思われてしまいます。

1分で話せる文字数は250字~300字程度といわれています。行き当たりばったりで自己紹介するのではなく、話す項目をメモなどに書きだし、練習する事も大切です。

握手はせず、お辞儀がベスト

海外では、自己紹介のときに握手をすることが多いと思いますが、日本人には握手やハグの習慣はありません。いきなり握手を求めると驚かれてしまう事もあります。

そのため、日本で自己紹介をするときは、握手ではなく軽くお辞儀をするのがベストです。

日本語学校でさらに勉強したいあなたへ

日本語はその豊かな表現力と奥深い文化で世界中から注目を集めています。映画、音楽、文学、そして日常会話に至るまで、日本語の学びは新しい言語の習得だけでなく、文化的な理解を深め、広い視野を持つことへの入口となります。

「もっと本格的に日本語を学びたい」「日本で進学したい」「日本で就職したい」と考えている皆さんにとって、日本語のスキルを次のレベルへと引き上げることは、夢を現実に変える第一歩です。日本には約700校もの様々な特色を持つ日本語学校がありますが、その中から自分に最適な学校を選び出すのは容易なことではありません。

まとめ

日本語での自己紹介は、最初の一歩としてとても大切です。特に日本では、初対面の相手にどう自分を伝えるかが、その後の関係に大きな影響を与えます。この記事を参考に、基本的な自己紹介のポイントをしっかり押さえ、シーンごとに合ったフレーズを覚えましょう。

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