【企業向け】外国人社員におすすめのクレジットカード5選|審査通過のコツ・必要書類・英語対応まで解説

日本のクレジットカード

外国人社員の受け入れでは、住居やビザに加えて、クレジットカードの取得支援も重要です。カードがないと、携帯料金の支払いや出張手配、オンライン決済などに支障が出ることがあります。

一方で、日本での信用情報や在留状況の影響により、審査に通りにくいケースも見られます。

この記事では、企業担当者向けに、外国人社員にクレジットカードを案内する際のポイントや必要書類、英語対応の有無まで詳しく解説します。

Contents

外国人社員にクレジットカードが必要になる場面

外国人社員にとってクレジットカードは単なる支払い手段ではなく、日本での生活や業務を支えるインフラのひとつです。企業としても、どのような場面で必要になるのかを把握しておくことで、適切なサポートにつなげやすくなります。

携帯料金・サブスクなど生活インフラの支払い

日本では、携帯電話料金や動画配信サービスなどのサブスクリプション契約にクレジットカードが求められるケースが多くあります。

口座振替に対応していないサービスもあるため、カードを持っていないことで契約が制限され、生活の立ち上げに時間がかかることがあります。

出張手配・オンライン決済で必要になるケース

業務においても、クレジットカードが必要になる場面は少なくありません。たとえば、ホテル予約や新幹線・航空券の購入、各種オンラインサービスの利用などでは、カード決済が前提となっていることが一般的です。

カードを持っていない場合、都度立替や代理手配が必要になり、業務の手間が増える要因になります。

カードがないことで業務・生活の負担が増える

クレジットカードがない状態が続くと、日常生活だけでなく業務面でも不便が生じやすくなります。

例えば、現金払い中心の生活による管理負担や、決済手段の制限によるストレスなどが積み重なり、結果として生活面の不安や働きづらさにつながることもあります。

企業としてクレジットカード取得をサポートすることは、こうした負担を軽減し、外国人社員が安心して働ける環境づくりにもつながります。

外国人社員にカードを案内する前に確認すること

クレジットカードの申し込みは、条件がそろっていないと審査に通りにくくなることがあります。企業として事前に状況を整理しておくことで、審査落ちを防ぎやすくなります。

在留カード・在留期間の確認

まず確認しておきたいのが、在留カードの有無と在留期間です。

クレジットカードの申し込みには在留カードの提示が必要となり、在留期間が極端に短い場合は、審査に影響する可能性があります。更新直後など、在留期間に余裕があるタイミングで案内するのが現実的です。

日本国内の住所の有無

クレジットカードの申し込みには、日本国内の住所が必要です。住民票に登録されている住所と、申込時の住所が一致しているかも重要なポイントになります。

入社直後で住所が確定していない場合は、住居確保後に案内するなど、タイミングの調整も検討するとよいでしょう。

日本の銀行口座の有無

クレジットカードの利用代金は、日本の銀行口座から引き落とされるのが一般的です。そのため、事前に口座開設が完了しているかを確認しておく必要があります。

口座が未開設の場合は、先に銀行口座の手続きを進めるよう案内しておくと、その後のカード申請も進めやすくなります。

日本の電話番号の有無

申込時の本人確認や審査過程では、日本国内で通話可能な電話番号が必要になります。携帯電話の契約が完了しているかどうかも、あわせて確認しておきたいポイントです。

特に在籍確認などで連絡が入る可能性もあるため、連絡が取れる状態を整えておくことが重要です。

雇用形態・勤続状況

雇用形態や勤続年数も、審査に影響する要素のひとつです。

入社直後や試用期間中の場合、収入や雇用の安定性が判断しにくいと見なされることがあります。状況によっては、少し期間を置いてから案内する方が現実的なケースもあります。

こうした基本条件を事前に整理しておくことで、申込時のミスや不備を防ぎやすくなります。企業側があらかじめ確認・案内しておくことが、審査通過率の向上にもつながります。

外国人社員に案内しやすいクレジットカードの選び方

クレジットカードは種類によって審査基準やサポート体制が異なります。企業として外国人社員に案内する場合は、単に人気のカードを紹介するのではなく、申し込みやすさや利用しやすさを踏まえて選ぶことが大切です。

ここでは、実務上押さえておきたい選び方のポイントを紹介します。

年会費無料の一般カードを優先する

初めてクレジットカードを作る場合は、年会費無料の一般カードから案内するのが現実的です。

ゴールドカードやプラチナカードは審査基準が高くなる傾向があるため、まずはハードルの低い一般カードで利用実績を積む方が、その後の選択肢も広がりやすくなります。

審査通過しやすいカードを選ぶ

カード会社によって審査の傾向は異なりますが、流通系カードや幅広い層を対象としているカードは、比較的申し込みやすいケースが多いとされています。

外国人社員に案内する際は、こうしたカードを優先することで、審査通過の可能性を高めやすくなります。

英語対応・多言語サポートがあるか

申し込み手続きや利用中の問い合わせは、日本語での対応が基本となることが多いため、言語面のハードルは無視できません。

英語などの多言語対応があるカードであれば、申込内容の理解やトラブル時の問い合わせも進めやすく、安心して利用しやすくなります。

流通系・外国人向けサービス連携カードを検討する

楽天カードやエポスカードなどの流通系カードは、利用者の幅が広く、初めてのカードとして案内しやすい傾向があります。

また、外国人向けサービスと連携しているカードであれば、審査やサポート面でのハードルが下がるケースもあり、企業としても紹介しやすい選択肢になります。

キャッシング枠は0円で案内する

キャッシング枠を設定すると、別途審査が行われるため、全体の審査難易度が上がる可能性があります。

審査通過を優先する場合は、キャッシング枠は設定せず、ショッピング利用のみで申し込むよう案内するのが無難です。

外国人社員に案内しやすいクレジットカード5選

外国人社員にクレジットカードを案内する際は、審査通過のしやすさだけでなく、言語対応やサポート体制も含めて選ぶことが重要です。ここでは、企業として案内しやすい代表的なカードを紹介します。

1. GTNエポスカード|外国人専用・多言語サポートが充実

外国人社員への案内として、まず検討しやすいのがGTNエポスカードです。

GTNエポスカードは、外国人の生活支援を行う グローバルトラストネットワークス と、 エポスカード が提携して発行する、外国人専用のクレジットカードです。

年会費は永年無料で、外国人向けに設計されているため、日本での信用情報が少ない社員でも申し込みを検討しやすいです。多言語サポートがあり、日本語に不安がある場合でも利用しやすい点が特徴になります。

外国人向けに設計されたカードのため、初めて日本でクレジットカードを作る社員への案内として特に検討しやすい選択肢です。

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2. 楽天カード|英語対応アプリで利用しやすい

楽天カード は、年会費無料でポイント還元率が高く、幅広いユーザーに利用されているカードです。

英語対応のアプリが用意されており、利用明細の確認や各種手続きを英語で行える点が特徴です。日本語に不安がある社員でも比較的使いやすく、初めてのクレジットカードとして案内しやすい選択肢です。

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3. 三井住友カード(NL)|信頼性が高く英語ページあり

三井住友カード(ナンバーレス)は、銀行系カードとしての信頼性が高く、セキュリティ面でも安心感があります。

公式サイトに英語ページが用意されているため、申込手順やサービス内容を理解しやすい環境が整っています。安定した収入や勤務実績がある社員に案内しやすいカードです。

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4. セゾンカードインターナショナル|即日発行で使い始めやすい

クレディセゾン が発行するセゾンカードインターナショナルは、即日発行に対応している点が特徴です。

急ぎでクレジットカードが必要な場合でも対応しやすく、利用開始までのスピードを重視したいケースに向いています。ポイントの有効期限がないため、長期的に使いやすい点もメリットです。

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5. アメリカン・エキスプレス|グローバル対応・特典重視

アメリカン・エキスプレス は、海外利用や出張が多い社員に案内しやすいカードです。

年会費は比較的高めですが、旅行関連の特典やサポートが充実しており、グローバルに活動する社員にとってメリットがあります。すでに海外でクレジットヒストリーがある場合は、審査面でも検討しやすいケースがあります。

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クレジットカード申請に必要な書類

クレジットカードの申請では、本人確認や支払い能力の確認のために複数の書類が求められます。書類不備や不足は審査落ちの原因になりやすいため、企業側でも事前に把握し、案内しておきましょう。

在留カード・特別永住者証明書

外国人が日本でクレジットカードを申し込む場合、在留資格を証明する書類が必要です。

中長期在留者の場合は在留カード、特別永住者の場合は特別永住者証明書を提出します。いずれも有効期限内であることが前提となるため、期限が近い場合は更新後に申し込む方が現実的です。

本人確認書類(運転免許証など)

在留カードに加えて、追加の本人確認書類が求められるケースもあります。

例えば、運転免許証やマイナンバーカードなど、日本国内で発行された身分証明書があると、本人確認がよりスムーズに進みやすくなります。

日本の銀行口座

クレジットカードの利用代金は、日本の銀行口座から引き落とされます。そのため、申込時には口座情報の登録が必要です。

銀行によってはオンラインで手続きが完結する場合もありますが、名義や住所の表記が一致していないと手続きが進まないこともあるため、事前に確認しておくと安心です。

住所確認書類

申込時に入力する住所と一致していることを確認するため、住所確認書類の提出が求められる場合があります。

住民票や公共料金の請求書などが該当しますが、在留カードの住所情報と一致しているかも重要なポイントになります。

勤務先情報・収入関連書類

勤務先の名称や所在地、電話番号などの情報は、申込時に必ず入力します。また、カードの種類や利用枠によっては、給与明細や雇用契約書など、収入を確認できる書類の提出が求められることもあります。

企業側であらかじめ情報を整理し、必要に応じて案内しておくことで、申込時の手間を減らしやすくなります。

外国人社員のクレジットカード審査通過率を高めるポイント

クレジットカードの審査は個人の条件に左右される部分が大きいものの、事前の案内や準備によって改善できるポイントもあります。企業として基本的な注意点を共有しておくことで、審査通過の可能性を高めやすくなります。

在留期間に余裕があるタイミングで申し込む

在留期間が短い場合、「長期的に日本に滞在する見込みが低い」と判断されることがあります。

そのため、在留資格の更新直後など、期間に余裕があるタイミングで申し込むよう案内すると、審査において有利に働く可能性があります。

書類不備・入力ミスを防ぐ

申込時の入力ミスや書類不備は、審査に影響する要因のひとつです。

特に外国人の場合、名前のローマ字表記や住所の書き方にばらつきがあると、本人確認がスムーズに進まないことがあります。パスポートや在留カードと表記をそろえるよう事前に案内しておくと安心です。

複数のカードに同時申し込みをしないよう案内する

短期間に複数のクレジットカードへ申し込むと、「資金に困っている」と判断される可能性があります。

申し込み履歴は一定期間記録されるため、まずは1枚に絞って申し込み、結果を見てから次を検討するよう案内するのが現実的です。

キャッシング枠を設定しない

キャッシング枠を設定すると、別途審査が行われるため、全体の審査難易度が上がる可能性があります。

審査通過を優先する場合は、ショッピング利用のみとし、キャッシング枠は設定しないよう案内するのが無難です。

在籍確認に対応できる体制を整える

審査の過程で、カード会社から勤務先へ在籍確認の連絡が入ることがあります。

事前に人事担当者や受付に共有しておくことで、確認がスムーズに進みやすくなります。対応ができない場合、審査に影響することもあるため注意が必要です。

まとめ

外国人社員でも、日本での在留資格や住所、銀行口座などの条件を満たせば、クレジットカードの申し込みは可能です。ただし、日本での信用情報や在留期間の影響により、審査に通りにくいケースも見られます。

企業としては、事前に必要書類や申込条件を整理して案内することで、書類不備や対応ミスによる審査落ちを防ぎやすくなります。また、英語対応や外国人向けサービスと連携したカードを選ぶことで、利用面の負担も軽減しやすくなります。

クレジットカードの取得支援は、生活面の不安を減らすだけでなく、業務の進めやすさや定着にもつながるポイントです。入社後のフォローの一環として、適切な案内を検討してみてください。

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