【長期滞在外国人向け】おすすめSIMカード10選!買える場所や必要な書類も解説

日本で長期滞在をする外国人の方にとって、スマートフォンのSIMカードは生活に欠かせないアイテムです。

しかし、日本には数多くの通信会社があり、どのSIMカードを選べば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、長期滞在外国人の方に最適なSIMカードの選び方から、おすすめのサービス10選、購入場所、必要な書類まで解説します。

【長期滞在外国人向け】SIMカードの選び方

ここでは、SIMカードの選び方について解説します。

滞在期間で選ぶ

長期滞在といっても、数ヶ月から数年まで期間には差があります。

滞在期間に応じて最適なプランを選ぶことが重要です。

例えば、3ヶ月〜1年の滞在であれば、契約期間の縛りがない格安SIMサービスがおすすめです。

また、サービスが合わないなど、いざという時のために解約金がかからないプランを選択しましょう。

1年以上の長期滞在予定であれば、大手キャリアの長期契約プランも検討することがおすすめです。

費用で選ぶ

予算おすすめな方
低予算通話やデータ使用量が少ない方
中予算一般的な容量を使用する方
高予算データ使用量が多い方やビジネスで利用する方

長期滞在者がスマートフォンのSIMカードを選ぶ際、月額料金は生活費に大きな影響を与えます。

自身の予算に合わせたプランを選ぶことが大切であり、その予算はデータ使用量や利用目的によって、主に三つの層に分けることができます。

低予算の方には、主に通話やデータ使用量が少ない方が含まれます。

この層は、主にメールの送受信やSNS、簡単なウェブサイト閲覧といった用途が中心であり、月額料金を抑えた小容量プランが最適です。

中予算の方は、一般的な容量を使用するユーザーを指します。

動画視聴や定期的なオンライン会議、音楽ストリーミングサービスなどを日常的に利用する方は、データ容量が5GBから20GB程度のプランが適しています。

高予算の方には、データ使用量が非常に多い方や、ビジネス目的で利用する方が該当します。

この層は、毎日の高画質動画の視聴や、他のデバイスと通信を共有するテザリングを頻繁に利用するため、データ無制限や大容量のプランが必要となります。

このように、自身の利用スタイルを正確に把握することで、無駄な出費を抑え、予算に合った最適なプランを見つけることができます。

少ない使用量(5GB以下)メールやSNS、軽いWeb閲覧
標準的な使用量(5GB~20GB)動画視聴や定期的なオンライン会議
多い使用量(20GB以上)毎日の動画視聴やテザリングの使用

自分の月間データ使用量を把握して、最適な容量のプランを選択することが重要です。

長期滞在外国人におすすめのSIMカード

ここでは、長期滞在外国人におすすめのSIMカードを10社紹介します。

サービス名容量月額料金
GTN Mobile3GB~650円~
楽天モバイル無制限3,278円
LINEMO3GB~990円~
Sakura Mobile5GB~2,728円~
mobal3GB~2,500円~
J-FITSIM無制限(3GB~低速化)13か月で7,860円
ahamo30GB~2,970円~
IIJmio2GB~850円~
UQモバイル5GB~1,628円~
HIS Mobile100MB~280円~

GTN Mobile(ジーティーエヌモバイル)

外国人専用のSIMサービスであるGTN Mobileは、多言語サポートが充実しています。

契約手続きも外国人に配慮した仕組みになっており、日本語に不安がある方でも安心して利用できます。

参考:GTN Mobile公式サイト

楽天モバイル

楽天モバイルは、データ無制限で月額3,278円という破格の料金設定が魅力です。

楽天ポイントの還元もあり、長期滞在者には非常にお得なサービスです。

参考:楽天モバイル公式サイト

LINEMO(ラインモ)

ソフトバンクのサブブランドであるLINEMOは、安定した通信品質とリーズナブルな料金が特徴です。

PayPayポイントに関するキャンペーンが豊富なので、PayPay使用者は大きなメリットです。

参考:LINEMO公式サイト

Sakura Mobile(サクラモバイル)

外国人向けに特化したSakura Mobileは、英語でのカスタマーサポートが24時間体制で提供されています。

また、契約時の審査も外国人に配慮した基準となっているため、契約しやすいのが特徴です。

参考:Sakura Mobile公式サイト

mobal(モバル)

20年以上外国人向けサービスを提供しているmobalは、豊富な経験とノウハウを持っています。

24時間の英語サポートに加え、緊急時のサポートも充実しており、安心して利用できます。

参考:mobal公式サイト

J-FITSIM(ジェイフィットシム)

外国人の生活支援を行うベネフィットジャパンが提供するJ-FITSIMは、契約手続きが簡単です。

料金設定も魅力的です。

参考:J-FITSIM公式サイト

ahamo(アハモ)

ドコモのオンライン専用プランであるahamoは、高品質なドコモ回線を利用できます。

低価格な料金設定に加え、5分以内の国内通話が無料となっているため、ビジネス利用にも適しています。

参考:ahamo公式サイト

IIJmio(アイアイジェイミオ)

IIJmioは、2GBから50GBまで豊富なプランを用意しています。

特に低容量プランの料金が安く、軽い使用の方には非常にお得です。

参考:IIJmio公式サイト

UQモバイル(ユーキューモバイル)

UQモバイルは、安定した通信品質と全国の店舗でのサポートが魅力です。

特に初心者の方や、対面でのサポートを希望する方におすすめです。

参考:UQモバイル公式サイト

HIS Mobile(エイチ・アイ・エスモバイル)

旅行会社HISが運営するHIS Mobileは、幅広いプランを用意しています。

特に低容量プランの料金が安く、使用量に応じて柔軟にプランを選択できます。

参考:HIS Mobile公式サイト

SIMカードを契約する際に必要な書類

ここでは、SIMカードを契約する際に必要な書類と注意点について解説します。

書類の種類必要性備考
パスポート必須本人確認書類として
在留カード必須長期滞在者は必須
銀行口座情報必須支払い方法として
クレジットカード場合により必要銀行口座の代わりに使用可能
住民票場合により必要一部のサービスで要求
印鑑推奨契約書への押印に使用
緊急連絡先必須日本国内の連絡先

注意点

  1. パスポートと在留カードは原本を持参すること
  2. 銀行口座は日本の銀行口座を用意すること
  3. 住所証明として、住民票や公共料金の請求書が求められる場合があるということ
  4. 緊急連絡先は日本国内の連絡先(友人、勤務先など)を用意すること

基本的に必要書類は、原本での提出を求められることが多いので注意しましょう。

銀行口座など、日本で準備するものも多いので必ず確認してください。

外国人がSIMカードを契約しにくいといわれる理由

外国人がSIMカードの契約が通りにくい理由を解説します。

審査が通りにくい

日本の通信業界では、日本の口座を持っていないことや安定した収入が見込めないことから、在留外国人の料金の未払い・滞納が懸念されています。

対策として、日本の銀行口座の開設や勤務先の在職証明書を用意することをおすすめします。

コミュニケーションが取りにくい

言語の壁により、契約内容の理解や手続きが困難になる場合があります。

このため、契約事項の理解不足や契約店舗との齟齬が起こりがちです。

多言語サポートのある会社や翻訳アプリを用いて、正確に理解できるよう対策しましょう。

在留資格によっては契約ができない

一部の在留資格や、在留期間が短い場合は、SIMカードの長期契約ができないことがあります。

例えば、観光ビザのような短期滞在ビザでは、長期契約を断られる可能性が高いです。

自身の在留資格が長期契約の対象となっているかを確認し、もし対象外の場合は、プリペイドSIMや短期レンタルサービスなど、自身の滞在期間に合った代替手段を検討する必要があります。

外国人向けサービスの中には、特定の在留資格でも契約が可能なプランを提供している場合があるので、事前に確認しましょう。

よくある質問

ここでは、SIMカードに関するよくある質問にお答えします。

SIMカードを買うことができる場所

SIMカードは、コンビニや空港、家電量販店、通販で購入が可能です。

販売されている種類や値段、容量など、場所によって違うので自分に合ったものを探すことが必要です。

空港

成田空港や羽田空港、関西国際空港などの主要空港では、SIMカードの販売カウンターが設置されています。

到着後すぐに購入できるため、非常に便利です。

ただし、選択できるサービスが限られている場合があります。

主な販売場所

  • 成田空港:第1・第2・第3ターミナルの到着ロビー
  • 羽田空港:国際線ターミナルの到着ロビー
  • 関西国際空港:第1・第2ターミナルの到着ロビー

コンビニ

セブンイレブンやファミリーマート、ローソンなどの主要コンビニチェーンでは、プリペイド式のSIMカードを購入できます。

24時間営業の店舗が多く、いつでも購入可能です。

購入可能なSIMカード

  • 楽天モバイル(一部店舗)
  • IIJmio(ビックカメラ系コンビニ)
  • 各種プリペイドSIM

家電量販店

ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機などの家電量販店では、多くのSIMサービスを取り扱っています。

店員による詳しい説明を受けながら選択できるため、初心者の方におすすめです。

主な取扱店舗

  • ヨドバシカメラ(全国主要都市)
  • ビックカメラ(全国主要都市)
  • ヤマダ電機(全国展開)

ネットショッピング

Amazonや楽天市場、公式オンラインショップなどのネット通販では、豊富な選択肢から選んで購入できます。

配送まで時間がかかりますが、料金比較や詳細な情報収集が可能です。

主な販売サイト

  • Amazon Japan
  • 楽天市場
  • 各社公式オンラインショップ

まとめ

長期滞在外国人にとって、適切なSIMカードの選択は日本での生活を快適にする重要な要素です。

本記事では、10種類のおすすめSIMサービスを紹介しましたが、最も重要なのは自分の滞在期間、予算、データ使用量に合ったサービスを選ぶことです。

また、契約時には必要書類を事前に準備し、不明な点があれば遠慮なく質問することが大切です。

特に外国人向けに特化したサービスは、言語サポートが充実しており、初めての方でも安心して利用できます。

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