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外国人が日本で銀行口座を開設するには?条件や必要書類、おすすめの銀行も紹介!

日本の銀行

日本での生活を始める外国人の方にとって、銀行口座の開設はとても大切なステップです。給与の受け取りや公共料金の支払い、貯金など、口座があると生活がぐっと便利になります。ただ、日本の銀行には特有のルールがあり、戸惑うことも。

この記事では、外国人が銀行口座を開設するための条件や必要書類、さらにおすすめの銀行をわかりやすく紹介します。

Contents

日本で銀行口座の開設は必要?メリットは?

日本で暮らすうえで、銀行口座は欠かせません。まずは、なぜ口座開設が必要なのかを見ていきましょう。

銀行口座が必要な理由

日本では、スマートフォンの契約やアルバイトの給与振込、各種公共料金の支払いなど、あらゆる場面で銀行口座が必要になります。特にスマホ契約時には、銀行口座かクレジットカードが求められることがほとんどです。

また、日本でクレジットカードを作るときにも、銀行口座の登録が必要になります。口座を持っていないと、カードの申し込みができない場合もあるので注意しましょう。

現金だけで生活するのは手間がかかり、不便な場面も多いでしょう。家賃の支払いなども口座引き落としが基本になっているため、早めに銀行口座を開設しておくと安心です。

銀行口座を持つ3つのメリット

銀行口座を持っていると、日本での暮らしがぐっと便利になります。ここでは、特に知っておきたい3つのメリットを紹介します。

1.  給与・アルバイト代を銀行振込で受け取れる

日本では、会社やアルバイト先からの給与は銀行振込が一般的です。現金での受け取りに対応してくれる場合もありますが、ほとんどの職場では振込を基本としています。あらかじめ口座を作っておけば、スムーズに給与を受け取ることができ、雇用主側の手間も減らせます。

2. 公共料金を口座振替で支払える

電気やガス、水道代といった公共料金は、銀行口座から自動で引き落としできるととても便利です。クレジットカード払いも選べますが、利用限度額に達すると支払いができなくなるリスクも。その点、口座振替なら引き落とし漏れを心配する必要がなく、支払い手続きもスムーズに進みます。

3. お金を安全に預けられる

日本で生活を始めると、働いたお金やもらったお小遣いなど、少しずつ貯めたいと思う場面も出てきます。銀行口座があれば、現金を安全に預けることができ、ATMも日本語と英語を選べるので安心です。デビットカードを使えば、口座から直接支払いができるため、買い物もぐっと便利になります。

外国人の銀行口座開設で注意すべきポイント

日本で銀行口座を開設しようとした際、スムーズに進まないこともあります。特に、滞在期間や必要書類に関する条件で戸惑う方が多いです。

口座開設を拒否される?

外国人の場合、銀行によっては口座開設を断られることもあります。理由として多いのは、滞在期間の短さや、提出書類に不備がある場合です。また、過去に不正利用防止の観点から、外国人の口座開設に慎重な銀行もあります。

もし口座開設を拒否されたら、別の銀行に相談するのも方法の一つ。銀行ごとに基準が異なるため、諦めずに問い合わせてみましょう。

滞在期間6ヶ月未満でも開設できる銀行はある?

日本では、多くの銀行で「6か月以上の在留期間」が口座開設の条件になっていますが、銀行によっては、短期滞在でも柔軟に対応してくれる場合があります。

たとえば、三井住友銀行や三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行は、外国人向けにわかりやすい手続き案内を用意しており、条件次第では6か月未満でも口座開設が可能なケースもあります。特に、在留カードやパスポート、住民票などの提出がしっかりできれば、受け付けてもらえる可能性が高まります。

銀行ごとに条件や必要書類が異なるため、事前に確認してから手続きすることが大切です。

外国人が銀行口座を開設するための条件とは?

日本で銀行口座を開設するには、外国人の方もいくつかの条件を満たす必要があります。多くの銀行では、先述した通り、まず「6か月以上の在留期間」が求められます。これは、短期滞在者による口座の不正利用を防ぐためのものです。

ただし、ゆうちょ銀行のように、在留期間が3か月以上あれば口座を開設できる銀行もあります。

また、口座開設には住民票と在留カードの提示が必須です。これらの書類で、滞在資格や住所が確認されます。

もし条件を満たしていない場合でも、「非居住者円預金」という形で口座を作る方法もあります。ただし、この場合はキャッシュカードが発行されなかったり、公共料金の自動引き落としができなかったりするなど、利用に制限があるので注意が必要です。

まずは、自分が口座開設の条件をクリアしているかを確認しましょう。

外国人が銀行口座開設に必要な書類一覧

日本で銀行口座を開設する際、外国人の方も日本人と同様に、いくつかの書類を提出する必要があります。ここでは、一般的に求められる書類を紹介します。

1. 身分証明書

まず必要なのは、在留カードやパスポートなどの身分証明書です。特に在留カードは、多くの銀行で必須とされています。もし在留カードがない場合でも、パスポートと住民票をセットで提出すれば対応できることがあります。

【必要な身分証明書】

  • 在留カード
  • パスポート
  • 住民票
  • 健康保険証
  • 運転免許証 など

2. 住所が確認できるもの

住民票の写しや、公共料金の請求書など、今住んでいる住所を確認できる書類も必要です。電気・ガス・水道の請求書は使えることが多いですが、携帯電話の請求書は認められない場合があるので注意しましょう。

3. 印鑑(不要な銀行もあり)

日本では、銀行口座を作るときに印鑑が必要な場合が多いです。カタカナやアルファベットで作れるので、自分の名前に合わせた印鑑を用意しておきましょう。

ちなみに、三菱UFJ銀行などでは印鑑なしで手続きできるため、準備が難しい方はこういった銀行を選ぶのも方法の一つです。

4. 電話番号

日本国内で使える電話番号も登録が必要です。携帯電話でも固定電話でもOK。もしまだ自分の番号を持っていない場合は、職場や知人の番号を使えるか、事前に銀行に相談してみましょう。

外国人の銀行口座開設におすすめの銀行4選

日本にはたくさんの銀行がありますが、外国人の方にとって使いやすい銀行を選ぶことが大切です。ここでは、全国に店舗があり、サポートも手厚い4つの銀行を紹介します。

ゆうちょ銀行|全国展開で口座開設がしやすい

ゆうちょ銀行は、日本全国に支店やATMがあるため、とても使いやすい銀行です。社会的な信頼も高く、外国人の方でも在留カードを提示すれば比較的スムーズに口座を開設できます。

ただし、留学生や技能実習生の場合は、在学証明書や在職証明書などの追加書類が求められることがあります。また、在留期間が3か月未満の場合は口座開設できないこともあるので、事前に確認しておきましょう。

みずほ銀行|来店不要の「みずほe-口座」が便利

みずほ銀行は、海外拠点も多く、外貨送金サービスに強みがあります。外国人の方でも、在留カードがあれば口座を作ることができます。

特に便利なのが、来店不要で申し込める「みずほe-口座」。通帳なしで口座を作れるため、時間がない方や、短期滞在の方にもおすすめです。ただし、窓口でのサポートは基本的に日本語対応なので、事前にインターネットで申し込み方法を確認しておくと安心です。

三井住友銀行|英語対応スタッフが多く安心

三井住友銀行は、全国に店舗があり、英語で対応できるスタッフも多く在籍しています。日本語に自信がない方でも、安心して相談できる環境が整っています。

口座開設には在留カードの提示が必要で、滞在期間が3か月以内の場合は対応できないことがあります。また、学生の場合は学生証の提出を求められることもあるので、必要書類は事前にチェックしておきましょう。

三菱UFJ銀行|印鑑不要で手続きが簡単

三菱UFJ銀行は、日本最大手の銀行の一つで、外国人の方にも人気があります。大きな特徴は、口座開設時に印鑑が不要なこと。在留カードやパスポートなど、本人確認書類だけで手続きができるので、印鑑を用意する手間が省けます。

また、全国に支店やATMが多く、海外送金サービスも充実。英語対応できるスタッフもいるため、言葉に不安がある方でも安心して利用できます。

外国人の銀行口座開設をスムーズに進めるコツ

銀行口座をスムーズに開設するためには、ちょっとしたコツを押さえておくと安心です。

事前に必要書類を確認しておく

銀行によって、必要な書類は少しずつ違います。事前にホームページなどで確認して、しっかり準備しておきましょう。

特に大切なのは、住民票に書かれた住所と在留カードの住所が一致しているかどうかです。住所が違っていると、手続きが進まないことがあるので注意しましょう。

また、パスポートだけでは口座を作れない場合がほとんど。多くの銀行では、在留カードの提示が必須です。

日本では、長期滞在者向けに銀行口座を開設できる仕組みになっているため、短期滞在者(観光ビザなど)では口座を作れないケースが多いことも覚えておきましょう。

口座開設が難しい場合の代替手段

もし通常の銀行口座を開設するのが難しい場合は、「非居住者円預金」という選択肢もあります。

非居住者円預金は、日本に住所がない外国人向けのサービスで、普通預金や定期預金として利用できます。給与の受け取りや預金には使えますが、キャッシュカードの発行や公共料金の自動引き落としは利用できないため、注意が必要です。

また、ATMの利用はできないものの、海外からの送金の受け取りや海外への送金は可能。口座管理は主に店頭やインターネットバンキングで行います。

滞在期間や自分の状況に合わせて、こうした選択肢を検討してみるとよいでしょう。

よくある質問(FAQ)

銀行口座の開設にあたって、外国人の方からよく寄せられる質問をまとめました。気になる点をあらかじめチェックして、手続きに役立ててください!

Q: 外国人でもオンラインで銀行口座は開設できる?

A: 一部の銀行では、一部の銀行では、アプリやインターネットから口座開設の手続きが可能です。たとえば、みずほ銀行の「みずほe-口座」は来店不要で開設できます。

オンラインで申し込んだ場合は、開設までに時間がかかることもあるので、急ぎの場合は、店頭での申し込みも検討してみましょう。

Q: 印鑑なしでも銀行口座を開設できる?

A: 三菱UFJ銀行など、口座開設に印鑑が不要な銀行もあります。日本では印鑑が必要な場面が多いので、1つ作っておくと便利ですが、作りたくない場合は印鑑不要の銀行を選ぶのがおすすめです。

Q: 銀行口座の開設にはどれくらいの時間がかかる?

A: 店頭で手続きした場合は、原則その日のうちに手続きが完了します。ただし、本人確認に時間がかかる場合は、通帳やキャッシュカードが後日郵送されることも。アプリやインターネット経由の場合は、2週間ほどかかるのが一般的です。

Q: 外国人の銀行口座の名義はカタカナ表記にするべき?

A: 銀行口座の名義は、在留カードに記載されている情報に合わせて決まります。通帳はアルファベット表記、キャッシュカードはカタカナ表記が基本です。氏名が漢字とアルファベットの両方で登録されている場合も、在留カードに記載されている表記に合わせる形になります。

Q: 外国人は帰国前に銀行口座を解約しなければいけない?

A: 帰国して銀行口座を使わなくなる場合は、必ず解約手続きを行ってください。再入国して口座を使う予定がある場合は、銀行に相談して対応を確認しましょう。

ちなみに、銀行口座を第三者に売る行為は違法で、処罰や国外退去、再入国禁止の対象になるため、絶対にしないようにしましょう。

まとめ

日本で生活を始めるうえで、銀行口座の開設はとても大切な準備の一つです。ルールや必要な書類をしっかり押さえ、自分に合った銀行を選びましょう。

今回紹介したポイントを参考に、無理なく手続きを進めて、安心して日本での生活をスタートさせてください!

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