日本語能力試験(JLPT)N1の合格率はどれくらい?

7/28/2021 最終更新

外国人を採用する際、重視する能力として真っ先に挙げられるのが日本語能力ではないでしょうか。外国人採用に携わるのであれば、日本語能力を確かな指標で判断したいはずです。仕事を円滑に進められるだけの日本語能力がなければ、業務に支障をきたしてしまいます。日本語能力試験(JLPT)は外国人が日本語レベルを示せる資格であり、採用企業は選考の際にほぼ必ず確認するでしょう。中でもN1は最高レベルであり、日本人でも合格が難しいとされているのです。今回は、日本語能力試験N1の合格率がどの程度なのかを解説していきます。

日本語能力試験(JLPT)って?

日本語能力試験(JLPT=Japanese-Language Proficiency Test)は、国際交流基金と日本国際教育支援協会が1984年に開始した試験です。試験の目的は「日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する」ことにあります。現在では世界最大規模の日本語試験となり、毎年7月と12月の2回実施され多くの外国人が受験しています。

試験はN1〜N5まで5つのレベルに分けられ、会話や文章記述はありません。解答はマークシート方式となっています。在留資格(就労ビザ)の中には日本語能力試験のレベルがN1やN2でなければならないものもあり、外国人を採用する企業でも選考基準にしている場合が多いです。

試験科目と試験時間

レベル試験科目 <試験時間>
N1言語知識(文字・語彙・文法)・読解 <110分>聴解 <60分>
N2言語知識(文字・語彙・文法)・読解 <105分>聴解 <50分>
N3言語知識(文字・語彙) <30分>言語知識(文法)・読解 <70分>聴解 <40分>
N4言語知識(文字・語彙) <25分>言語知識(文法)・読解 <55分>聴解 <35分>
N5言語知識(文字・語彙) <20分>言語知識(文法)・読解 <40分>聴解 <30分>
出典:日本語能力試験JLPT
https://www.jlpt.jp/guideline/testsections.html

日本語能力試験(JLPT)N1のレベル

日本語能力試験の中で最高レベルとなるのはN1です。各レベルの認定目安は「読む」「聞く」の言語行動で表され、それぞれのレベルに応じた言語知識が求められます。N1では「幅広い場面で使われる日本語を理解できる」レベルに達していなければなりません。

N1の基準

読む

  • 新聞の論説や評論といった複雑または抽象的な文章を読み、構成や内容が理解できる。
  • 深い内容の文章を読み、細かな表現の意図することや話の流れが理解できる。

聞く

  • 様々な状況(会話、ニュース、講義など)で、自然な速さの会話から話の流れ、内容、登場人物や論理構成を詳細に理解できる。

各レベルの合格点

N1N2N3N4N5
総合得点180点180点180点180点180点
合格点100点90点95点90点80点
合格に必要な正答率56%50%53%50%45%
出典:日本語能力試験JLPT https://www.jlpt.jp/faq/index.html

日本語能力試験(JLPT)の合格率

日本語能力試験の公式ホームページに記載されているデータ(2020年12月試験)では、N1レベルの合格率が国内・海外合わせて45.2%でした。

2020年の試験は新型コロナウイルス感染症の影響で、7月は中止され12月のみ実施されています。そのためか、これまで合格率は20%〜30%前後で推移していたのが、2020年12月の試験に限り突出して合格率が高くなりました。

N1N2N3N4N5
国内受験者数38,53761,45860,32425,1842,997
認定者数16,11031,12630,44010,6821,982
認定率(%)41.8%50.6%50.5%42.4%66.1%
海外受験者数41,70052,61837,88427,80921,517
認定者数20,16032,68522,70912,42711,749
認定率(%)48.3%62.1%59.9%44.7%54.6%
国内・海外合計受験者数80,237114,07698,20852,99324,514
認定者数36,27063,81153,14923,10913,731
認定率(%)45.2%55.9%54.1%43.6%56.0%
出典:出典:日本語能力試験JLPT https://www.jlpt.jp/statistics/archive/202002.html

日本語能力試験(JLPT)N1は必ずしも必要ではない

日本語能力試験N1レベルは、日本語を母国語としていても満点を取るのは難しいと言われています。日本企業では外国人の採用基準にN1レベルを求めていることが少なくありません。ビジネスにおいてはN1レベルが必要となるのは当然と言えるでしょう。

しかし、従事する職種によっては必ずしも必要ではありません。クライアントとのやり取りがなければN2レベルで十分ですし、マニュアルに沿って働く業務であればN3レベルがあれば問題なくこなせるはずです。

まとめ

日本語能力試験は世界最大規模の日本語試験で、毎年国内外で多くの外国人が受験しています。レベルはN1〜N5の5つに分けられ、中でもN1の難易度は高く日本人でも満点を取るのが難しい試験です。N1レベルの保持者であれば、ビジネスでも幅広い活躍を期待できるでしょう。とはいえ、従事する業務によってはN1レベルでなくても十分な職種が多くあります。外国人採用を進める際はN1レベルに固執することなく、業務内容に合わせた日本語能力を基準にしましょう。

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