ベトナム人実習生が増加する背景や日本が人気な理由を解説

7/28/2021 最終更新

近年はベトナム人の技能実習生が非常に増えており、中国人を抜いて一位となる勢いです。この記事では、急激にベトナム人実習生が増えている背景や、ベトナム人実習生に日本が人気な理由などを解説します。

日本に来るベトナム人実習生が増加

2019年の日本で働くベトナム人労働者は約40万人、技能実習生は20万人弱で、これは中国の次に多い人数となっています。2012年は約2万7,000人しかいなかったので、これはかなりの増加率です。

外国人労働者数の合計人数は約166万人なので、約4分の1がベトナム人ということになります。

2020年は渡航制限の中でも多くのベトナム人実習生が来日し、現在のベトナム人実習生の数は25万人程度に達しているといわれています。

日本政府は2025年までに外国人労働者を50万人受け入れる方針なので、今後もベトナム人実習生の増加は続くでしょう。

ベトナム人実習生の特徴

技能実習生は中国、ベトナムなどさまざまな国から受け入れていますが、国ごとに文化や性格に違いがあり、雇用する側は日本人との違いを考慮する必要があります。

そこでこの章では、ベトナム人実習生の性格や文化について、いくつかの特徴を解説します。もちろん性格は人それぞれですが、全体的な傾向として把握しておくと役立ちます。

手先が器用な人が多い

ベトナムは裁縫や刺繍などの伝統工芸が盛んで、子供の頃から細かい作業に親しんでいる人が多いです。バイク修理などが得意な人も多く、手先が器用な人が多いという特徴があります。

真面目で向上心のある人が多い

日本で働くベトナム人実習生は、母国では稼げない高収入を日本で得ようと、覚悟を持って一生懸命働く人が多いです。日本語も積極的に学ぶ人が多く、真面目で向上心のある人が多いという特徴があります。

協調性が高い

技能実習生はさまざまな国籍の人がいますが、独立心の高い国柄の実習生が、協調性を守ってくれず苦労してしまうことがあります。例えば中国人は独立心が高いといわれており、日本人との感覚の違いに戸惑うこともあります。

一方、ベトナム人は比較的協調性が高く、和を重んじる日本の風土になじみやすい特徴があります。

短期的な視点で考える傾向がある

ベトナムは、ベトナム戦争など先の見えない激動の時代を生きてきたのもあって、長期的視点より短期的視点で考える傾向があるといわれています。

もし長期的計画にもとづいた仕事が苦手なベトナム人実習生がいたら、あせらずじっくりと指導するようにしましょう。

宗教は仏教徒が多い

日本人は宗教になじみが薄い人が多いので、イスラム教やヒンズー教徒の実習生を受け入れると、食事や礼拝などの戒律に戸惑うことがあります。

一方、ベトナム人の宗教は約8割が仏教で、イスラム教など戒律の厳しい宗教を信仰している人は少数派です。宗教面での配慮をあまり考えなくていいというのは、雇用する日本人にとってメリットだといえます。

ベトナム人実習生が増加している背景

かつては技能実習生といえば中国人が多かったですが、今はベトナム人の方が多い状況となっています。ベトナム人実習生がここまで増えている背景には、どのような事情があるのでしょうか。

中国人実習生の減少

中国は経済発展が目覚ましく、中国国内で十分な収入を稼げる人が増えてきたため、近年は実習生の数が減少しています。減少した中国人実習生の穴埋めとして、ベトナム人実習生の需要が高まっている背景があります。

外貨獲得の手段

日本に来たベトナム人実習生の多くは、稼いだお金を母国の家族に仕送りします。実習生の仕送りはベトナムにとって重要な外貨獲得手段で、国としても積極的に実習生を送り出したいという背景があります。

悪質な派遣業者の問題

2020年は新型コロナの影響で技能実習生の受け入れが減りましたが、ベトナム人実習生は数万人規模で来日しました。この背景には、一部の悪質な派遣業者の問題もあるといわれています。

ベトナム人実習生を派遣する現地業者は、送り出しの際に高額な手数料を実習生から徴収することがあります。そのため、ベトナム人実習生は大きな借金を背負って日本に来ることになります。これは他の国の実習生には見られないシステムです。

コロナで日本に来られなくなっても借金は返さないといけないので、無理して日本に来る人が増えます。ベトナムでは実習生の派遣が一大ビジネスになっているというのも、ベトナム人実習生の増加と関係している面があります。

日本がベトナム人実習生に人気な理由

日本はベトナム人実習生に人気の出稼ぎ先の一つです。彼らが日本での就職を目指す理由は何なのでしょうか。

給料が高い

日本では実習生が低賃金で働かされる問題が深刻になっていますが、ベトナムの平均的な初任給は3万円くらいなので、それでも日本のほうが稼げるということになります。

経済格差による給料の違いは、ベトナム人実習生が日本を目指す大きな理由の一つです。

親日の人が多い

ベトナム人実習生は日本のアニメや音楽に親しんでいる人が多く、親日の人が多いのも人気の理由です。また、ベトナムは日本から多額の援助を受けているので、これも日本の印象を良くしている面があります。

治安や生活環境の良さ

日本は世界の中でも治安と生活環境が良い国なので、これもベトナム人実習生が日本を好む要因となっています。

ベトナム人実習生の増加には、中国人実習生の減少や派遣業者の問題などさまざまな背景があります。実習生を受け入れる日本企業としては、こういった背景を理解しておくことが大切です。

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