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外国人ITエンジニアの採用|メリット、在留資格、採用方法を解説

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外国人のITエンジニアがパソコンでコードを書いている様子

人材不足が叫ばれるIT業界では、優秀な外国人エンジニアの重要性が増してきています。グローバル化が進む中、多様な視点やスキルを持つ外国人エンジニアを採用することは、企業の競争力強化につながります。しかし、外国人採用には言語や文化の壁、ビザの問題など、克服すべき課題もあります。そこで今回は、外国人エンジニアを採用するメリットや注意点を詳しく解説するとともに、在留資格の確認方法や、効果的な採用方法についてもお伝えします。外国人エンジニアの採用を検討している企業の皆様にとって、役立つ情報が満載です。

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ITエンジニアは人材不足が深刻

経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年のIT業界の人材不足は、少なく見積もって約16万人、多く見積もって約79万人と試算されています。AI、IoT、ビッグデータ等の新しい技術の普及により、ITエンジニアの需要が増加の一途をたどっているためです。加えて、少子高齢化による労働人口の減少も深刻な問題となっています。

この不足を日本人エンジニアだけで補うのは難しく、優秀な外国人エンジニアの積極的な採用が求められています。IT業界の持続的な発展のためには、グローバルな人材獲得競争に勝ち抜く必要があるのです。

外国人エンジニアを採用するメリット

外国人エンジニアを採用することは、日本人エンジニアを採用するのに比べて、以下のようなメリットがあります。

優秀でやる気のあるエンジニアを採用できる

外国人エンジニアの母国では、日本ほど給与水準が高くない国も多く、国内に良い求人がないこともよくあります。そのため、スキルアップのチャンスと高い給与を求めて、日本で働きたいと考える優秀でやる気のあるエンジニアが数多く存在します。彼らは新しい技術の習得に貪欲で、高いモチベーションを持って仕事に取り組みます。優秀な外国人エンジニアを採用することで、社内の活性化や生産性の向上が期待できるでしょう。

外国人エンジニアは若い人が多い

IT業界は他業種に比べて若い人が多いですが、それでも日本人エンジニアの平均年齢は約38歳となっています。一方、新興国では少子高齢化が進んでおらず、若者の割合が日本より圧倒的に多いのが特徴です。ITスキルを身につけた20代の優秀な外国人エンジニアも数多く存在します。

若い人材を採用したい企業にとって、外国人エンジニアは魅力的な存在といえるでしょう。彼らの斬新なアイデアやチャレンジ精神が、企業に新風を吹き込んでくれるはずです。

多様性のある職場環境が作れる

外国人エンジニアを採用すると、グローバルで多様性のある職場環境を作ることができます。多様なバックグラウンドを持つメンバーが協働することで、画期的なアイデアが生まれやすくなります。

また、言語や文化の違いを乗り越えてコミュニケーションを図ることで、社員の相互理解が深まり、チームワークの向上にもつながります。ダイバーシティ経営が求められる昨今、外国人エンジニアの採用は欠かせない戦略の一つといえるでしょう。

海外進出を視野に入れられる

海外進出を視野に入れている企業にとって、進出予定国の出身エンジニアを採用することは大きなメリットとなります。現地の言語や商習慣に精通した外国人エンジニアは、海外でのビジネス展開に欠かせない存在です。彼らのネットワークを活用することで、現地パートナーとの関係構築もスムーズに進められるでしょう。外国人エンジニア採用は、グローバル市場の攻略に向けた第一歩となり得るのです。

外国人エンジニア採用のメリットについては以上の通りですが、デメリットや課題についても理解しておく必要があります。以下の記事では、外国人エンジニア採用のメリット・デメリットや課題について詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。
▶︎ IT人材不足を解決!外国人ITエンジニアを採用するメリットを解説!

また、外国人エンジニアの中でも特に注目されているのがインド人エンジニアです。インドはIT大国として知られ、優秀なエンジニアを多数輩出しています。インド人エンジニアの採用を検討している企業の方は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。
▶︎ インド人ITエンジニアを採用するには?メリットや年収、注意点を解説

外国人エンジニアを採用するときの注意点

一方で、外国人エンジニアの採用には注意点もあります。メリットに目を奪われるあまり、課題を見落とさないよう注意が必要です。

日本語が話せない場合がある

英語圏ではなく、あえて日本での就職を目指す外国人エンジニアの中には、日本語が堪能な人も多くいます。しかし一方で、ITスキルは高いものの日本語があまり話せない人も少なくありません。社内コミュニケーションに支障をきたす可能性があるため、採用時には語学力の確認が欠かせません。日本語が不十分な外国人エンジニアを採用する場合は、社内に英語が話せるブリッジ人材を置くなど、コミュニケーション面での工夫が求められます。

文化や価値観、宗教の違い

外国人エンジニアを採用する際は、出身国の文化や価値観、宗教を理解し、尊重する姿勢が大切です。例えば、イスラム圏の出身者は一日数回の礼拝の時間を確保する必要がありますし、ラマダン月には日中の飲食を控えるなどの習慣があります。何かわからないことがあれば、本人に丁寧に聞くことが大切です。お互いの文化を認め合い、理解を深めることで、円滑な協働関係を築くことができるでしょう。

ビザの取得に手間がかかる

外国人エンジニアを採用する際は、就労ビザの取得が必要不可欠です。書類の準備や申請手続きに時間を要するため、採用プロセスが長引く可能性があります。また、在留資格の要件を満たしているかの確認も欠かせません。ビザ取得の手間を省きたい場合は、行政書士によるビザコンサルタントサービスを利用するのもおすすめです。

ビザ申請を行政書士に依頼する際の流れや料金体系について詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
▶︎ ビザコンサルタントにビザ申請を依頼した時の流れや料金について解説

こちらは外国人の方向けに書かれた記事ですが、ビザ申請を依頼する日本企業の採用ご担当者様にも参考になる情報が満載です。

在留資格の確認が必要

外国人エンジニアの求人を出し、日本国内で採用する場合には、在留資格の確認が必要です。エンジニア職種で雇用する際に必要な在留資格は「技術・人文知識・国際業務」もしくは「高度専門職1号(ロ)」のいずれかです。学歴や職歴など、それぞれ取得要件が定められているため、候補者が要件を満たしているかを事前に確認しましょう。

外国人エンジニアの採用方法

外国人エンジニアの採用方法はいくつかありますので、自社に合ったやり方を選択しましょう。

人材紹介会社や求人広告サイトを利用する

外国人に特化した人材紹介会社に依頼するのが、最も手っ取り早い方法の一つです。登録者の中から、自社の求める条件にマッチした外国人エンジニアを探してもらえます。

また、「indeed」や「doda」などの大手求人広告サイトでも、外国人エンジニアの募集が可能です。英語表記で求人を出せるサイトを選ぶのがポイントです。求人広告を出す際は、ポジションの魅力や働きやすさをアピールしましょう。

自社で自ら募集する

コストを抑えたい企業は、自社のホームページやSNSで外国人エンジニアを募集する方法もおすすめです。自社の魅力を存分に伝えられるほか、採用ブランディングにもつながります。母国語と英語の2言語で採用ページを作成し、会社の将来性や働き方のイメージ、求める人物像を具体的に伝えましょう。応募フォームも用意することで、問い合わせのハードルが下がります。「ソーシャルリクルーティング」の手法は、特に若手外国人エンジニアの獲得に有効です。

リファラル採用

社員からの紹介によって採用する「リファラル採用」も、外国人エンジニア獲得の有力な手段です。母国の優秀な友人や知人を社員に紹介してもらうことで、企業との信頼関係の下地ができ、ミスマッチを防げるメリットがあります。一方で、個人的な人間関係が影響するため、不採用とする場合の配慮が必要です。あくまで選択肢の一つとして、他の採用手段と組み合わせるのが賢明でしょう。

まとめ

人材不足が加速するIT業界において、優秀な外国人エンジニアの獲得は喫緊の課題といえます。採用にはメリットも多い半面、言葉や文化の壁、ビザの問題など、乗り越えるべきハードルもあります。外国人材の定着のためには、社内の受け入れ体制を整え、日本人社員の意識改革を進めることも重要です。多様な人材が互いに刺激し合い、力を発揮できる環境づくりに努めましょう。グローバル競争を勝ち抜く鍵は、優秀な外国人エンジニアの採用と活躍にあるのです。

外国人エンジニアの採用は、一朝一夕にはいきません。戦略的な採用活動を継続的に行い、実績を積み重ねていくことが大切です。変化の激しいIT業界で生き残るためには、グローバルな視点を持ち、多様な人材の力を結集することが不可欠なのです。

また、外国人採用を考えている方は、外国人採用時の実務的な注意点や必要な手続きについて詳しく解説している、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
外国人労働者の募集~採用に必要な準備と手続きを詳しく解説
外国人の雇用保険手続きはどうする?外国人雇用状況届出書が必要なケースも

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